19歳の進路に迷う君に

ピコ!

普段は、ほとんど連絡してこない(連絡をしても返事をくれない)妹から

「今夜、電話してもいい?」

LINEでそんな連絡が入った。

気がつけばセンター試験も終わっている。

試験の結果で自分の進路を考える時期を迎えているらしい。

開口一番で、こう聞かれた。

「どうしたらいいかな?」 

いや、そんなことを急に言われても。

「判定の結果が良くなくて、行きたい学校の学部には厳しいかも。」 

そうなのか妹よ。

一年間の浪人生活を経たが、あまり成果が芳しくないようで

自分の胸が締め付けられるような思いだった。

自分自身も浪人をさせてもらって、一年間頑張ったのだけれど。

第一志望に落ちた時の絶望感を今でもはっきりと覚えている。

理系なので、勉強したことが大きく自分の将来に関わってくることは確かだ。

でもさ。

世の中に出てみるといろんな人生を歩んでいる人を見るよ。

知り合いには、こんな人もいた。

進学校に通っていたけど、受験にそこまで真剣になれず、

短大に通うことになった。

短大の二年間、周りの誰にも言わず密かに編入試験の勉強を続けて筑波大学へ。

大変な思いをして悔しかった気持ちをぶつけていた。

19歳で岐路に立ったわけだけれど。

いろんな選択肢を見せてあげられる大人でありたい。

僕が今こうしてマニラで働いているのも、京都でなくて横浜の大学に通ったこと。

そこでNPOに参加したこと。

初海外がインドネシアだったこと。

いろんな出会いの積み重ねで今に至る。

望み通りの大学に行ければいいけど、行けなくても別にいいんじゃないかな。

その時その時で興味あることに打ち込んでいれば、面白い"今"に出会えると思うよ。

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