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初めの金継ぎ|完成しました

こんにちは、ジュウニカゲツです。

以前記事に書いていました金継ぎがようやく完成しました。
前回は欠けた部分を刻苧こくそという小麦と漆を混ぜたもので埋め固め、余分な刻苧こくそをカッターで削り、錆漆を塗ったところで終わりました。

前回の錆漆が乾いて、マスキングテープを取った状態が下の写真です。

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この後、耐水ペーパーで表面を滑らかにして、黒漆を塗ります。

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表面が滑らかになるまで、耐水ペーパーで研ぐ⇨黒漆⇨乾かす  を繰り返します。その後、弁柄粉を混ぜた弁柄漆を薄く塗り、金粉を蒔いて漆風呂で乾かします。乾いたら、水牛の角等で磨くのですが、手元になかったので、代わりに木製の箸で磨いてみました。

完成の写真です。

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今回初めて金継ぎをしてみました。材料も簡易的な人工的なものではなく実際の金継ぎで使われる材料でやりました。塗って固めて削っての繰り返しなので難しい作業では無いのですが、塗布する材料の状態が経験がないと何が正解なのか分からず探りながらだったので、失敗してやり直すこともありました。でも、最初から正解がわかるのではなく、失敗したりしながらできるようになることも面白かったですし、成功したときは本当に嬉しかったです。

金継ぎの方法だと一つの器の修理が終わるのにとても時間がかかります。昔の人はそれだけ物を大切にしていたのだなぁと思いました。

陶器や磁器は割れてしまったら捨てるしかないと思っていましたが、昔ながらの修理方法で直すこともできます。初心者用のキットも市販されていますので、試してみてはいかがでしょうか?

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ジュウニカゲツ
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