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茶飲み友達

「茶飲み友達」(2023年/外山文司監督)を観た。
SNSでしか人とのつながりをもたない人が、会って話をしたい。
でも、べったりの付き合いは苦手だし、入り込まれるのはもっと苦手…
コロナ禍で孤独が深まっている…いいところに目を付けたな、と思った。

この茶飲み友達は、現代病ともいえる孤独の処方箋ともいえる。
精神的に疲れた人にバラエティ番組がおススメなのと同様に茶飲み友達は人と人とをつなぐ温もりなのかも。
たわいもない話が気軽に出来、それでいて適度な距離感があってお互いによりかからない関係性をもつこと…親友と出会えるよりも難しい。
何気ない言葉で相手を傷つけないように、地雷を踏まないようにすることが大切か。

「個人」が尊重され、生活が豊かになった現代では人と人との「つながり」が希薄になっている。
要は、友達は大勢いた方が良いという考えから、人を選ぶ=友達少数派が評価されつつある。
気軽さにいきましょうってところかな?
そんなこと考えたこともないけど、考える機会を得ました。

 

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