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DV相談に持っていくもの→「状況をまとめたメモ」

説明回数の多いこと多いこと、、、

相談に行くと、経緯や状況などを詳細に説明する必要があります。
役所、弁護士、警察など、それぞれに同じ話を何度もしなければなりません。

子どもがいれば、学校関係者や教育機関への説明も必要になってきます。
窓口の担当がかわった場合も同様です。

私が最初に女性センターに電話した時、話すのが辛いと思いながらも抱えているものを吐き出す気持ちで話しました。

伝えるということは、その状況を思い出すということです。
大袈裟ではなく、まるで傷口に塩を塗りつけているような思いで話しています。
説明をしながら胃がキリキリして、精神的にも辛くなります。

これは私の感覚値ですが、伝える時にあまりにも淡々とした口調だと共感してもらいにくいような気がします。

ある程度辛い時の感情が押し寄せてきている方が相手にも親身になってもらいやすいというか。

でも何度も話していると、自分がしんどくならないように感情の起伏を抑えて話すようになります。
「淡々と話すのは心象あまりよくないものかな?」
と、また違ったモヤモヤが出てきました。

それに口頭で伝えると、伝え漏れもありますし、聞く方も紙とペンでメモを取っているくらいなので、おそらく聞きそびれもあると思います。

そこで自分の状況をまとめることにしました。

自分の背景を事前に書いておく

私が書いた項目はざっと以下になります。

1、家族構成
2、結婚から現在までの流れ(時系列)
3、具体的な事例
4、夫の家族について
5、自分の家族について
6、自分の感じていたこと
7、気づいたきっかけ
8、子供のこと
9、その後のアクション

これは誰かにアドバイスされたわけでもないのですが、主観が強くなると感情と事実が混在してしまいます。
なので、6や8の一部をのぞいて、なるべく客観的事実のみを書くように心がけました。

項目内容をもう少し具体的にお伝えします。

1、家族構成
夫、私、子供の名前と年齢

2、結婚から現在までの流れ
必要ないかもしれませんが、聞かれるかもしれないと思ったので結婚までの背景と住んだ土地、日にちなどを書きました。

3、具体的な事例
ここが一番、事実と感情が混在しやすい項目かと思いますが、自分が違和感を覚えた事実を淡々と書き綴りました。
例えば
「眠いのに寝かせてくれなかった、体力の限界で本当に辛かった」
という風に感情が入ると読み手の判断の邪魔になってしまうと思いました。
一つの事例なら構いませんが、複数ある事例全てに感情が乗ってしまうと、ただの愚痴のようになってしまうかなと。
なので、
「夫が帰宅後夜中の2時まで説教をされた。
 その後、子供の夜泣きで解放された」
このようにただ事実だけを書くよう心がけました。

4、夫の家族について
夫の家族も色々と問題がありましたので、それを箇条書きにしました。
夫の両親、兄弟、年齢や過去から現在までで私が知ってる範囲の軋轢などです。
夫の家族と私の関係性についても書きました。

5、自分の家族について
私の家族構成も同じように書きました。
性格などの自己分析も織り交ぜました。

6、自分の感じていたこと
夫に対して自分がどう感じていたかを書きました。
・普段の言動から男尊女卑であると感じる
・私が喜んでいることを好ましく思われていないと感じる
など、ここで主観的な自分の思いを述べました。

7、気づいたきっかけ
私は気づいたきっかけがありました。
一緒にいても辛い、嫌な思いをすることがあっても、自分が「暴力を受けている」とは結びつかないケースが多いと思います。
この気づきが私にとっては非常に重要だと思ったので書きました。

8、子供のこと
良い面も含め、子どもと父親の関係性について書きました。
違和感を覚えたエピソードに関しては、自分なりの考察も入れました。

9、その後のアクション
女性センターに連絡した日や相談機関なども記載しました。

以上が大まかな内容になります。

簡単なメモでも大丈夫!

「まとめる時間がないし、説明しようと思っても苦手、、」
という方もいらっしゃると思います。

私のようにまとめてきたケースはあまりないと聞きました。
正直それほど詳細な事前準備は必要ないと思います。

それより、A4用紙1枚に

・家族構成
・時系列

を簡単に書いておくだけでも良いと思います。
話す順番がわかっていると、説明迷子になりにくくなりますので、オススメです^^

数部印刷しておきましょう

私の場合はA4用紙に5枚ほどだったでしょうか。
印刷してホッチキス止めしたものを数部用意しておきました。

自分のメモとして持っていきますが、相談員の方にも用紙を見てもらった方が話が伝わりやすいです。

その場合コピーを取りにいってくれますが、時間のロスにもなると思って私は自分用とお渡しする分の予備を持参するようにしていました。

事前にまとめておいてよかったと思うこと

相談の際はまず、この用紙を渡して読んでもらいました。
そうすることで言い漏れもありませんし、もらった方のメモ忘れも防げます。

流れを読んでもらうので、口頭で話すよりもすぐに全容を理解してくれます。

自分の頭にあるだけですと、相談会場に向かう道中もどう切り出して話したら伝わりやすいかでいっぱいになってしまいますが、これを渡せばとりあえず伝わると思えるので、少し気が楽でした。

実際、まとまっていてわかりやすいと言われました。

一読して疑問に思われたところや気になった部分を聞かれ、話すのは書いた内容の肉付け作業のような感じでした。

書くことで自分の頭の整理にもなりましたし、時系列も改めて把握できたこと、何より毎回ゼロからの説明から解放されたのでやってよかったです。

「メモ」+「具体的な内容」がベストかも。

何か新しく学ぶ時もそうだと思いますが、
「全体像を把握してから詳細をみていく」
と物事の理解が早くなると思っています。

なので、最初の1枚で「時系列+メモ程度」でざっとハイライトを書いておき、2枚目以降で詳細を肉付けしていくのが一番わかりやすいかな、と思います。

私が書いた内容はあくまでも参考ですので、ご自身の書きやすい流れに沿ってで良いと思います。


あまりこういったアドバイスを見聞きしたことがなかったので、今回は取り上げてみました。
最後までお読みくださりありがとうございました☆

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