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名言を思い出すとき

マルクス・トゥッリウス・キケロ、共和政ローマ末期の政治家、弁護士、文筆家、哲学者のキケロの名言とされている言葉、「私はもっとも正しい戦争よりも、もっとも不公平でも平和を好む」。

国家同士の戦争のニュースをみるたびに、宇宙の異星人たちからみて、地球はほかの星たちから送られてきた罪人たちが住まう星であり、監獄の星だという、まさかの都市伝説の話もほんとうかもと思ってしまいます。

にわかには信じられない話ですが、どうして一部の男性達は、武力で領土を広げようとしたがるのだろうと、なんて野蛮で冷酷で、思慮のない人たちなんだろうと思います。

地球の歴史は略奪と戦争の歴史でもあります。
それは日本の歴史もそうです。

今のあちこちの戦争や紛争も、どちらの歴史背景、戦いになった理由がよく知らないのですが、人間関係の争いと似て、どちらかが一方的に悪いとはいいきれないと思います。

半々ではなくとも、2割、3割が攻められた理由があるのではないかと思うのです。

複数の身内が亡くなり、見送ってきた私としては、それがひとりでもとても辛く、何年たとうとも、悲しみや寂しさは残ります。

それが戦争などという愚かな行為により、どれだけの悲しみ、寂しさ、苦しみを背負う人達がいるのか。そして、憎しみはこの世界が終わるまで消えないでしょう。

親を亡くした幼い子供達はどうなるのでしょう。
子供を亡くした親の気持ちは癒やされないでしょう。

愛する人の命を奪われた、悲しみ、寂しさ、苦しみ、そして憎しみは消え去るものではないのです。

戦争は、たくさんの命が奪われることに見合うものなのでしょうか。
たくさんの悲しみ、寂しさ、苦しみが背負うことに見合うものなのでしょうか。
そして、経済的にも他国にも被害があるものが戦争です。

だからこそ、人によっては共感できない名言だとされている、このキケロの名言を伝えたいと思います。

「私はもっとも正しい戦争よりも、もっとも不公平でも平和を好む」と。

            (了)

星谷光洋 MUSIC『ONE LOVE・ONE LIFE』



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