星谷光洋

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星谷光洋

☆ペンネームは星谷光洋(ほしたにあきひろ)。 ☆noteでは、エッセイ、日常の出来事、ショートショート、詩、オリジナル曲、たまに占いをアップします。 ☆基本的に、マガジンは星谷光洋の記事のみです。 ☆職業は占いカウンセラー・フリーライター・実業的なお仕事

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ありがとうございます。星谷光洋です。

※詩やショートショートは「別の名前」で活動していた頃の作品もアップさせていただいています。 『星谷光洋の短編・碧き香り』純文学系 ※ 碧き香りの人物の設定はリアルなものではありません。😀 『星谷光洋(天巫泰之)の電子書籍&オンデマンド出版(紙書籍)』 ☆星谷光洋(天巫泰之)の本のご紹介☆Amazon☆ ☆Amazon☆電子書籍&ペーパーバック出版の販売中☆ 星谷光洋(天巫泰之)・小説・エッセイ・占い・神道と仏教・開運法。 ☆楽天kobo☆電子書籍 販売中 ☆  ☆ 

    • ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる』⑥

      ⑥ エピローグ・神話の女  事件が起きてから三ヶ月。話題になった殺人事件のこともからんで、縒子の本はベストセラーになっていた。当初、文庫本での出版が急遽単行本での出版となった。単行本にはめずらしく、私の解説ならぬ、縒子への想いを綴ったエッセイが収録されることになった。縒子の本はつねに売り上げベストテンの上位にくいこみ続けていた。編集者の話では、外国へも翻訳本がでるらしく、映画化も決定されたらしい。そしてぼくの異常な食欲もおさまった。それだけでなく、縒子が残した作品たちを、ぼ

      • ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる⑤』

        ⑤ 縒子の死の真相  縒子の葬式は、千代田万世会館で行われた。治代と親戚数人の、つつましいものだった。縒子は人間関係が希薄だったのだろう。出版社からは、お悔やみの電報だけが届いていた。出版社に送ったとされる、脅迫めいた手紙のせいだろうか。治代は青白い顔をして、ぼくが声をかけてもただ頭をさげるだけだった。治代の頬に流れとまらない涙のしずくが、治代の哀しみの深さを伝えていた。  治代から、神道式の葬式である、神葬祭で行いますと手紙で連絡が来ていた。神葬祭でのお葬式を行う人は少

        • ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる④』

          ④ 呪う女  ぼくは帰宅後、田丸に電話をかけ、ことの次第を簡単に話した。 「ああ、縒子さんには電話をかけたというのも嘘だ。中田さんに知られたくなかったから、ほかの人に解説をお願いしようとしたんだが、縒子さんの母親、治代さんからどうしてもと頼み込まれてね。でも、出版されて、もしも中田さんが偶然にでも読むことになったら、察しのいい人だから結局は縒子さんが書いたものだとわかったと思うけどね。縒子さんの担当編集者も私だよ」 「やっぱり、田丸君は全部を知っていたんだな」 「ああ

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        ありがとうございます。星谷光洋です。

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          ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる③』

            ③ 黄泉の女  治代との待ち合わせ時間には少しはやかった。  治代から聞いた住所はすぐにわかった。  表札はないが、ポストには、『佐倉縒子』と記されてある。  となりの部屋は、家族で借りているらしく、幼児が乗っているらしい自転車が転がっていた。縒子の部屋のまえには、大きなダンボール箱がふたつ置かれていた。なにが入っているかはわからない。  治代がきてからとも思ったが、ぼくは息をとめて呼び鈴を押した。 しばらくすると、ごそごそと音がして、こちらのようすをうかがっている気

          ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる③』

          ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる②』

          ② 縒子の野心  縒子と出逢ったのは八年前の春。まだぼくの故郷の神奈川県にある、家電を製作する会社のみつ葉電機で、商品開発の仕事をしていた。その会社に縒子が新卒で入社してきたのだ。ミスあやめに選ばれた経歴があると、誰かが噂をしているのを聞いた。  縒子は、有名な女優似の美人だった。手のはやいやつは、その日のうちからアタックしていたが、選ばれたのはぼくだった。ぼくは仕事を縒子に教える役割だったが、縒子ほど素敵な人が、ぼくなんかに惚れるわけがないと、頭から決めていたので、誘う

          ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる②』

          ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる①』

          あらすじ    作家である中田陽大は、異咲波(イザナミ)と筆名を名乗る新人作家の解説原稿を依頼され、一読すると、物語のなかに、中田と同棲していた縒子との生活が描かれていることに気づき、確証はなかったが、縒子の母の治代に連絡をとり、縒子であったことを確かめた中田は、縒子の自宅に連絡もせずに会いに行く。同棲していた頃の彼女は、美貌の女性であったが、ドアからのぞいた縒子の姿は激変していた。姿をみられた縒子から呪いをかけられ、仕事の依頼も止まる。呪い返しをすると、縒子は死んでしまっ

          ホラー短編小説『夜叉の涙は黄泉に流るる①』

          『漢字』言霊・超開運力

          ※ 動画では、私自身の体験談を音読しています。 そしじという漢字は、は『宗』『主』『神』を合わせた造語で人間としての個の存在意義や役割という大事な概念であり、『愛』『感謝』『調和』を表す漢字で、古くからあった漢字と言われているそうです。 戦前まで使用されていた漢字だそうです。 今は検索してもでてきませんが、「そしじ」と検索すれば漢字の画像がでてきます。 効果としていわれているもの ・痛いところにこの字を書いて貼ったら痛みが消える。 ・枕の下に置いたら寝起きがよくなり、

          『漢字』言霊・超開運力

          新しいものは古くなる(ハラスメントについて)

          時代劇、歴史ものはすでに古い?ものなので古さを感じさせませんが、とくにSFで未来を描いたものは、10年もたたないうちに、時代、社会が追いついてきて、SFに描かれたものがすべてではありませんがリアルになりがちです。 映画やドラマで、そのとき流行っている音楽や歌が使用されているのを聴くと、やたらと懐かしい気持ちがわいてきます。ですが、クラシック音楽、演奏はなぜかいつまでも新鮮に聞こえます。 あたりまえのお話なのですが、未来的で新しいものほど、時間がたつほど色褪せるといいますか

          新しいものは古くなる(ハラスメントについて)

          ショート短編『燃え尽きる音』

          ぼくは今、浴室でひとり暮らしをしている。 心の奥底から燃えあがる炎を諌め、焦がれた心を鎮めるには、乾燥した部屋よりも、湿気臭いところのほうが落ち着くからだ。もっとも、たんなる気休めでしかない。 すでに病院で、不治の病であと数か月と宣告されている。そのときから、心を揺るがすような音が聞こえてくるようになった。その音は、日増しに大きくなってきた。 身内にはなにひとつ話していない。入院し、病院のベッドで亡くなるなんてまっぴらだ。   子供の頃から朝日が大好きで、肉体が滅ぶとき

          ショート短編『燃え尽きる音』

          未完成の美学

          日光東照宮の『陽明門』には、模様が逆さまの「逆さ柱」や目のない「目貫きの龍」の彫刻などがあります。これは 「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という古来からの考えに基づき、あえて完成させず未完成にしているからだといわれています。 神社にもそうしたあえて未完成にしている建物があります。 ダビンチも「モナリザ」を描き続けて最後まで完成としなかったそうです。 私の好みですが、テクニックや完成度よりも、心のこもったものに感動します。 詩、小説、絵画、音楽も完璧なものよりも、LIVE

          未完成の美学

          私、こんな顔してます?💦

          おもしろい記事なので、さっそく試してみました。 トップ画像は「本名」の絵。 本名だと、モンスターor魔物ですね。当たらずとも遠からず、なのか? あんまりだと思う方は、少し時間をおいてから、プラウザを改めて再始動させてから行くと、まるで異なる画像になりますよ。😀 「星谷光洋」だと、セクシーかつ神秘的な女性になりますね。 ほかの人もやってみましたが、意外と内面はそうかもしれない、のか? 少し時間をおいてから、本名でやり直すと、下の画像。 まあ、魔物やモンスターよりはまし。

          私、こんな顔してます?💦

          ショートショート『ハンドルさばき』

          十代の少年が無免許で車を運転し、バイパスの道路を百キロを越えるスピ―ドで走り続けていた。 少年の目は血走り、顔には大粒の汗がふきだしていた。口もとにも興奮しているせいなのかよだれも流れている。 対向車は警笛を鳴らしパッシングを続ける。なぜなら少年の乗る車が道路の中央を走っているからだ。 パトカ―や白バイが追いかけている。警報を鳴らしているが少年は知らぬふりをきめている。 「前の車、いますぐ安全な場所で停車しなさい」 再三の警告に少年は耳をかさない。 少年は嬉々として

          ショートショート『ハンドルさばき』

          人は制服に頭を下げる

          この言葉は、父の蔵書のなかにあった、まだ一冊ごとに印鑑を押していた時代の本の言葉です。 捺印されてい書籍は、時代ともに、印鑑が印刷になり、印鑑廃止という文字だけになり、今はなにも記載されていません。 「人は制服に頭を下げる」という言葉は、肩書きに頭を下げているということにもなるでしょう。 私は評論家、批評家、コメンテーターには批判的な人間です。 彼ら彼女らがつまらないと批評している作品でも、私たちが楽しめればそれがいちばんなのであって、クリエイターは評論家の人たちに評価

          人は制服に頭を下げる

          ショートショート『惹かれずにはいられない』

          短編ショート『惹かれずにはいられない』 もう何も考えたくないほど陰鬱な気分だ。家のリフォーム会社の職場の上司から、営業成績についてこってりと叱られたあげく、同僚たちからは飲み会からはずされた。俺のふともらした同僚への陰口が、話した男の口から広まってしまったからだ。 街にでると、仲のよさそうなカップルがやたらと目につくような気がする。来月、三十代に入る俺には彼女がいない。街をゆくすべてのやつらが幸せそうにみえる。 人間関係はときにはうざったくなるものだが、ひとりきりという

          ショートショート『惹かれずにはいられない』

          スプラッターホラー・ショート『口がきけない』

          残酷&ギャグのショートショートですが、残酷シーンがあって、なんとなく私の人格が疑われるような物語なので、未公開にしてきました。今回、なんだかわかりませんが、きまぐれで初公開します。残酷シーンが苦手な方は読まないでくださいね。 星谷光洋MUSIC『あたいの詩』も、とても重ーい歌が苦手な人は視聴しないでくださいね。個人的には大好きな歌です。    口がきけない            (やばいな、この店は……) 男はなにやら嫌な予感がした。なじみの理容店が急に休みになったため

          スプラッターホラー・ショート『口がきけない』