佐藤家の朝食、鈴木家の夕食

個人的に山﨑賢人さんが好きなので、軽〜い気持ちで見たけれど、6年前のお話なのに凄く現代的な話だった。いつか日本にも佐藤家や鈴木家のような家族の形が当たり前のように受け入れられるようになるのだろうか。

今でも日本は、いや世界のことは分からないけど、少なくとも日本では、多数派が力を持っていて、変わっていたらいじめられたり、好奇の目を向けられたりする。それを仕方ないで済ませてはいけないと思う。「普通」であることを強要してきたくせに、就活なんかでは「人より秀でたものを教えて下さい」だとか「誰にも負けない強みはなんですか」だとか、人と違うものを聞こうとするのは矛盾してるけど、なんでそんなことにも大人は気づけないのだろう。いや、気づいているけど気づかないふりをしてきたのかな。私もこれから大人になって、人を判断する立場になったりする時に、そんなことは気づかないふりをしてしまうのだろうか。

それでも、「普通」すぎる生活を送りながら「普通」じゃない暮らしに憧れて、「普通」であることに安心している自分は、多数派でいることに安心感を覚えているのは、どこから芽生える感情なのだろう。

どうか全ての人が生きやすい、穏やかな世界でありますように。

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