見出し画像

か「」く「」し「」ご「」と「

先日、住野よるさんの『か「」く「」し「」ご「」と「』という本を読みました。

読んだ率直な感想は、「わたしもこんな高校生活が送りたかった!」でした。もう24歳なのでわたしにとって高校生活は7年くらい前のことです。

このお話は高校生5人それぞれが、特別な能力を持っていることを隠しながら寄り添い、ぶつかり合いながら高校生活を送っていくお話です。

友情に恋愛に悩む5人の姿が描かれているのですが、これまた甘酸っぱくて純粋で、優しい気持ちになれます。

この5人が持つ特別な能力なんですが、人の心のうちが分かってしまうものばかりで、分かるからこそ、良い結末が迎えられるように手助けをしてあげたり、でもなかなか上手くいかなくて悩んだり、、
そんな誰かのために行動できる5人の友情の物語です。

この本を読んでわたしはなんて薄情者なんだろうと感じました。
仲良くしてくれる友達は何人かいますが、この子達みたいにこんなに真剣に友達のことを考えたことがあっただろうか、と。

友達からは優しいと言われるけれど、わたしのは優しいとはなんか違う気がしてしまう。
この5人は心の底から友達の幸せを願っているように思えるんです。



登場人物のひとりに「パラ」っていうあだ名の女の子がいます。
いつも頭パッパラパーなことを言っているからパラって呼ばれているそうです。

わたしはこのパラが一番好きになりました。

パラの台詞に感銘を受けるものがいくつもありました。

そのひとつが
「人生なんてさ、やりたいことだけやってもきっと時間足りないんだ。やりたくないことやってる時間なんてないさ」です。

パラと呼ばれるこの子が言っているのがまたいいですね。

最近、時間って有限なんだと痛感する場面が増えました。
限られた時間の中で嫌なことに費やすのはもったいないと思い、最近は好きなことに時間を使おうと思えるようになりました。

だから、仕事が終わったら、本を読んだり、こうやって文章を書いたりしています。
疲労でなにもできない日もありましたが、少しでも自分の好きなことに時間を費やすように心がけています。

こうやって本を読んで、自分の気持ちが変わったり、生き方を変えてみようって思えるのも、読書の魅力ですよね。

少し、話は逸れてしまいましたが、みなさんもぜひ読んでみてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?