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読了!『世界一過酷な場所で見つけた 命に次に大事なこと』

おはようございます。気持ちよく晴れた朝です。気温は低め、これが平年並みかな。今日は午後から取材で武蔵野市へ、どんな話が聞けるか楽しみです。

著者は「国境なき医師団 日本」の事務長

取引先の方から紹介された『「国境なき医師団」の僕が 世界一過酷な場所で見つけた 命に次に大事なこと』を読み終えました。著者の村田慎二郎さんは「国境なき医師団 日本」の事務長の重責を担っている方です。

スーダン、シリア、イラク、イエメン・・・世界の紛争地で考えた「限りある命の使い方」

国境なき医師団は、1971年に医師とジャーナリストが設立した人道援助団体です。「中立を守るためには沈黙を保たなければいけない」という当時の赤十字国際委員会の方針に疑問を抱いた人たちがフランスで立ち上げました。

初めて知りましたが、国境なき医師団の海外スタッフの半分は非医療従事者だそうです。考えてみれば、医師や看護師だけでは人道援助の活動はできません。村田さんが最初に関わった物資の調達や輸送も重要な仕事です。

これまで村田さんはスーダン、イラク、シリア、イエメンなどの紛争地帯で活動されてきました。正直にいうと、紛争地帯の現状はメディアの報道見聞きするくらいです。本書で初めて知ったことがたくさんありました。

リーダーシップはポジションではない。アクションだ

タイトルの「命の次の大事なこと」とは何でしょうか?村田さんは「命の使い方」を挙げ、そのポイントとして「世界」「アイデンティティ」「夢」「戦略」「リーダーシップ」「パブリック」の6つを掲げています。

どの項目にも新たな学びと再確認がありますが、とくに響いたのが4番目の「リーダーシップ」です。この項の初めには「リーダーシップはポジションではない。アクションだ」と書かれています。ふーむ、そうだよなあ。

これは村田さんが学んだハーバードケネディスクールのリーダーシップ論の大家、ハイフェッツ教授の言葉です。このところ、仕事でリーダーシップについて考えたり、語ることが多いだけに、心にぐっときました。

紹介してくれた方はもう一冊購入し、お嬢さんにプレゼントされたそうです。僕は若い経営者にお勧めします。本当は政治家の方々に読んで欲しいと思っているんだけどね。

村田さんはこう語ります。「一度きりの人生、夢をもたないのはモッタイナイ!」・・まったく同感です。この言葉を噛み締めて、今日も機嫌良い一日を!



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