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岡倉天心の言葉、「変化こそ唯一の永遠である」

谷中の穴場的な空間、「岡倉天心記念公園」

新年度の始まりは何かと気忙しいですね。今日も雑務やスケジュール調整に追われ、気がつくと16時すぎでした。予定していた原稿はさっぱり進みません。気分転換でちょっと近隣を散策しました。

通りかかった岡倉天心記念公園では桜が咲き始めていました。約700平方mほどの小さな児童公園のようですが、とても静かで落ち着いた雰囲気です。ベンチではアニメ風のファッションの女子二人が話し込んでいました。

公園の奥には整った形が美しい六角堂があります。これは岡倉天心が居を構えた茨城県北茨城市五浦の六角堂を再現したものです。六角堂のなかに平櫛田中制作の黄金の岡倉天心の座像が安置されています。

公園を囲むように桜の木があります。桜は四分咲くらいかな
住宅街なかの趣のある佇まいです
ガラス越しに見える黄金色のブランズ像です

日本美術を世界に知らしめた岡倉の人生

ところで、岡倉天心が何をした人なのか詳しくは知りませんでした。どうやら東京美術学校(現・東京藝術大学)の設立にかかわり、また日本美術院を創設した人のようです。日本美術の価値を世界に発信した功績は大きい。

岡倉天心は英語が堪能だったそうです。1903年(明治36年)、ボストン美術館からの招聘を受け、渡米したときのことです。羽織・袴で街中を闊歩していると、一人の若いアメリカ人から冷やかし半分の声をかけられました。

「おまえたちは何ニーズ? チャイニーズ? ジャパニーズ? それともジャワニーズ?」。そう言われた岡倉は「我々は日本の紳士だ、あんたこそ何キーか? ヤンキーか? ドンキーか? モンキーか?」と陽気な英語で言い返したそうです。

「変化こそ唯一の永遠である」

これは岡倉天心が英語で書いた『茶の本」のなかの一節です。原文は、『歴史の中に未来の秘密がある。我々は、我々の歴史の中に、我々の未来の秘密が横たわっていることを本能的に知る。変化こそ唯一の永遠である』。

「永遠であり続けるためには、変化し続けなければならない」と勝手に理解しています。ということで、今日で諸々片付いたので、明日から本調子、変化を大歓迎し、大いに楽しみましょう。

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