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「うまくいかなければ修正すればいい」は本当か?

やってみなければ1ミリも進まない

現状の課題をズバリと解決する答えが、どこかにあると思っている人が結構いる。そりゃあ、あるかもしれないけど、簡単にわかれば苦労しない。

わかるのは「もしかしたらこれかも」というぼんやりとした仮説だ。当然うまくいかない可能性もある。無駄になるかもしれない。

ここで躊躇してまた考え始めてしまう人がこれまた多い。まあ、この繰り返しでは1ミリも解決に進まない。現状維持は後退だ。

反対に「うまくいかなければ修正すればいい」と始める人もいる。小さなステップかもしれないが解決に向かって一歩進み出している。

「あるかもしれない探し」の繰り返し

ところが、進み始めたのにも関わらず、すぐにはうまくいかないと諦めてしまい、他の対策を考える人もいる。

結局、「あるかもしれない探し」に戻ってしまうわけだ。まあ、僕もそうなることが多いから偉そうなことはいえない。

大事なのは「物事が計画通りにいくことなどない」と腹をくくることだ。失敗だったと落ち込む必要は微塵もない。周りの目や声も気にしなくていい。

うまくいかなかった経験をもとにして、やり始めたことを修正すればいいだけのこと。修正することで、やらなかった人よりもさらに先に進める。

経営力を高めるには修正の技術を磨くこと

複雑で不確実性が高いいまだからこそ、出発点を低くして、修正の技術を磨くことで経営力が増していく。本当にそうだと思う。  

修正には技術がある。修正のタイミング(客観的なデータも必要)を見逃さないこと、修正箇所を的確に見つけること(場数を踏むしかない)だ。

この二つを機能させるには、他人からのフィードバックを積極的に受け入れることも必要だ。独りよがりにはならない方がいいね。

ということで、今年ももうわずか、個人も組織も「修正力」がとても大事になってきていると感じる年末です。

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