見出し画像

廃校教育CAMP参加してきます⛺

今日は「教育」について。
縁あって「廃校教育camp」というものに参加してきます。
https://mapofficemail.wixsite.com/haikou

大学生の就活支援に携わる中で、
「教育」は本来、全員に関係するものだと思うようになったので、
考えるきっかけを読んでくださった方、
おひとりにでも提供できたらと思って記録を残します。

突然ですが、
「educaion」はラテン語の「educare」が
語源とされてます(諸説あり)。
「外へ」の意であるe-(接頭語)と、
「引く」の意であるducare(動詞)が組み合わさって、
「能力を外に引き出す」という「educare」ができました。

一方で日本での「教育」という単語は、
それぞれに定義が任されている語だと思います。

「教育」という単語は
中国から流入していたのですが、
江戸時代くらいまでは使われず、
使うのも支配階級のみという単語でした。
庶民は「おしえる」「そだてる」などの
和語を利用していたようです

そんな「教育」という単語が明治時代に
「education」にあてはめる単語として選ばれました。
そこから庶民も利用するようになっていった。

ということで、
「教育」は日本の歴史的には根っこのない
御幣を恐れずに表現するなら
「空っぽ」な単語なのです。
だからこそ自分自身が意味を定義して、
中身を詰め込む。
それが「教育」なのかと思います。

と、前置きが長くなりましたが、
普段学生さんの就職支援している私が、
なぜ教育に関心あるのか?から書いていきます。

現職(大学生の就職支援)を通じて、
①学生と社会人の接続に課題感があると感じたこと。
②社会人に対しての教育の重要性に気づいたこと
この2点が大きな理由となります。

①学生と社会人の接続に課題感があると感じたこと。
学生時代に評価されることを貫いても
社会人として活躍することにそのままはつながらない。
学生時代に評価されることは一定の努力ができる証左とはなり得るが、
その時点で社会人として活躍できる能力値ではない。
活躍できる能力を育てる指標が学校の中にはない。
(と私の主観として感じています)

その結果なのか、
2000名以上の学生さんの就職支援をしてきましたが、
学生さんが自信を持っていることと、
社会人として必要なことにズレがあるケースが多いです。
社会人になってから気付くでも全然遅くないとも思うのですが、
問題なのは学校教育を通じて根付く、
正解主義前提の思考です。
正解と不正解が明確に存在する前提で、
学習をしてきているので、
能力が未開発なことで、
社会人の最初に自信が砕かれる経験を
「根拠」に不正解の選択肢と結論づけてしまう。
長年積み上げた自信が崩れ、
新たな一歩を踏み出す気を削いでしまう。

毎年4月の下旬にもう新卒が退職したというニュースが
退職理由の円グラフとともに報道される。
3年以内離職率が30%と高止まりしている。
実に勿体ないです。

②社会人に対しての教育の重要性に気づいたこと
下り坂の日本の中で、楽しい人生を送り続けるには、
環境の変化のスピードよりも速く自分を変える必要があり、
学び続けることが必要である。
苦行だと思いながら継続できる方は一部だと思うので、
学ぶことを楽しいと思える方が一番楽しい人生を送れることになる。
しかし現状、日本の社会人の1日の勉強時間は驚異の8分。

8分しか学んでない方自身の人生の行く末も気になりますが、
それ以上に、その大人が新しい世代の教育に携わっているという点に、
より強い危機感・違和感を覚えます。

「勉強しなさい」
と言いながら全く学ばない大人の背中、
学ぶことを苦行だと思っている大人からの言葉、
子供がどう感じるでしょうか。
どう行動するのでしょうか。
学ぶことがいいことだと認識するでしょうか。
実際に学び続けるでしょうか。

と考えれば今の大人の学習時間が8分なのも、
そのまた上の教育者に問題があって、、、
と続いてしまっているのではないかと。

「教育」のためには、
まず社会人の学び直し、
スキルそのもの以上に学ぶ習慣作り、
学ぶことをプラスにとらえる人を増やす。
結果、子供に与える影響が変わっていき、
子供が「育つ」。
その下の世代にも伝わる。
そんな未来にしていくためにも、
学ぶことを楽しみ、
働くことを楽しむ大人を増やしたいと考えています。

ということで、
からっぽな「教育」という単語に私が詰め込むものは、
「(それぞれが)学ぶ意味を見つけて学び続ける習慣を手に入れること」
先生→生徒の一方的なものでなく、
それぞれが影響しあいながら自分の学ぶ意味を見つけて学んでいく、
その姿を見て下の世代も学ぶ意味を見つける。
その営みが「教育」なのではないかと思います。

とここまで勝手に綴りましたが、
私自身大学生時代には教育への関心が薄く、
全く教育について学んでいませんでした。
今回の廃校campでは、
全国から実際の教員の方や、
これから教員を目指す方含んで、
教育への関心がある方と多数関わり、
より自分の考えをアップデートしていきたいです!!

全てを吸収する乾いたスポンジと化しています。
また参加後にシェアできる学びあれば共有させていただきます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?