歌詞「午後二時」「usagi」

「午前二時」

暗い世の雨は、誰かの罪を洗うの?

黒いアスファルトの上を歩く、壊れてしまった少女

「何もできない」僕はつぶやく飲み干す酒は苦い

汚れた世界でしか息ができないボク一人

 

たとえ世界が光を取り戻し輝いたとしても

僕らは汚れ続ける、どこかで己を嫌い続ける

意味もない空振りは、もう終わっただけど、だけど……

眠りにつく、その前の闇は心を締め付ける、ずっと、ずっと、ずっと……

 

タバコの灰は、君の灰をまだ汚してるかい

幼げな少女の吐く煙は、大人みたいに苦かった

「吸わないんだよ……」つぶやく僕に目を背ける

君はどこに行くんだい、僕もワカらないけど……

 

きっと誰かが母となり、愛を授けることになっても

僕らはここに残っているよ、出来合いの家族とどうにか生きるよ

意味もないことじゃない、君を笑わせるだけでも

眠りにつく、その前の闇を晴れえるだろう、きっと、きっと、きっと……

 

たとえ世界が光り輝き、すべてが笑顔になっても

僕らは汚れ続けるよ、“この今“でい続けたいよ

意味もない空振りと、笑うかな、誰かが

眠りにつく、その前の闇の中で、またさまよう、それでいいって思える

「usagi」

君のかわいがってたウサギは、僕が触ろうとすると逃げちゃう

危害なんて加えないのに、でも生きるってそういうこと

逃げなきゃ、怖いんなら

 

僕は人より傷ついて、人の痛みならわかるよ

あまり持たない自信なんてものを正直感じてる

君はどうなんだい、僕が怖くないんだろ

 

傷ついたとき大体、冷たい風が吹く、いつも

理由なんて分からない、もしかして僕を慰めてるの?

汚い学生服をまとった、惨めなオジサン、そうだね

また赤い目のウサギが、ボクから逃げていく

 

懐中時計片手に走る、ウサギのふりしてるよいつも

気づけば僕の周りには、僕より若い命ばかりだから

 

君は君なりに傷ついて、痛みをしっている、知ってるよ

それに持たない自信持って、いいんだって

それで、僕が怖くない、そうだろ

 

傷ついたとき大体、冷たい風が吹く、いつも

もしかして僕を慰めてるの? 存在を認めているから?

汚い学生服をまとった、惨めなだけ、それが僕だって

また赤い目のウサギよ、そう思って、それで逃げてよ

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