見出し画像

大人になるという感覚が私の中に入ってくる

私はきっと大人になったのだと、今この瞬間だけでも思う。

ずっと、酒と飲み会が嫌いだった。生産性が落ちるという理由で嫌いだった。でもそれは単純に人と交わることに不気味さを感じていて、私が同質化されたくないという思いが人一倍あるからかもしれなかった。

どんな集団でも飲まないし、家族とも飲まなかった。

ところが最近、人前でお酒を飲めるようになった。どういう心境の変化かと聞かれたら、一つ自分の中で越えなければいけなかった成長の壁を乗り越えたからとしか言いようがない。それが何となく大人になったような気がして、酒と飲み会を楽しむほどの心の余裕が出来たのだと思う。

根のストイックさみたいな部分は多分変わらないのだけれど、少しずつ柔和になってきたというか、そんな感じを自分でも受けている。

自分の融通の利かなさに選択肢を自分で足していったような感覚。後付けで学んでいって克服したような感じがあるのだ。これが天性の感覚みたいなところで説明できる人もいるし、そういう人は羨ましくて仕方がないのだけれど、そういう人から見ると私は後から学習する力があるとも言えたりする。

見方は様々だって、多様性だって、少しずつ胸を張って言えるようになってきた。そんな酔っ払いの一日。


グミを食べながら書いています。書くことを続けるためのグミ代に使わせていただきます。