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わたしのあたまのみかん

冬と言えば、みかん か おもち
その話しかないだろう。
だから今日はみかんの話をする。
クリスマスだ!ベイベーな兄チャンは
ファンキーでキュートな姉チャンを

掴まえて、とっとと行っちまいな。
幸運を祈る。

さて、

ミカンの食べ方は主に3種類

1.そのまま
2.冷凍みかん
3.焼きみかん

もちろんそれ以外にもスイーツに
使用したりすることもあるだろう。

しかしながらそれは、スイーツとしての
材料に入ってしまうわけなので
少し意味合いが違ってくる。

みかんの食べ方として、しゅ
みかんでなければいけない。
みかんのケーキ、みかんのゼリー
みかんドーナツ、みかんようかん、
みかん○○という、みかんを頭に載せた名前は
主原料みかんとしながらも、ミカンそのものではない。
材料として使われた時点でそれは
「みかんの食べ方」の定義から外れる。

みかんそのものをどうやって食べるか
それこそが冬に課せられた大いなる試練である。
要はあんまり手間かけたくないのよね。

一体、何を言っているのか
わからないと思うが心配はいらない。
これは私の頭の中を少しだけ
覗いているようなものであるから
一貫性や倫理観なんてものは存在しない。
今、私の頭の中にあるのは「みかん」


みかんは良い。

古来より日本国に伝わる3種の神器として
「みかん」「こたつ」は良く知られている。
なぜ、この組み合わせなのだろうか?
「ほしがき」「こたつ」でも、時期的には
間違っていないはずだ。あるいは冒頭で
述べたように「おもち」「こたつ」も
半分正解のような気もするが「ほしがき」も
「おもち」も、みかんのように
こたつで失った水分を補ってくれないので、
いや、それよりも「餅」に「お」を
付けるあたりに育ちの良さが伺えるであろう。


あろう。


ふふふ。

みかんの産地による味の違いは
正直わからない。ブランドみかんも
あるみたいだけど、違いはどこにあるのか。
色味・食感・酸味・甘味・水分量
そんなところだろう。

あるいは栄養価を謳っているブランドも
あるのかもしれない。特にこだわりはないけれど
しいて言うのであれば


みかんは小粒がいい

「サイズと味は比例する。
小粒は酸っぱく、大粒は大味だ」
そんな世迷言をほざいている奴は
サンタのソリに轢かれてしまえ

今は極小粒でも果実は柔らかく
潤沢な水分量と高貴な甘みを含んでいる。
でも、大きくても小さくても
皮の厚い奴はダメだ。酸味がキツ過ぎる。
皮をむくときに私の指のささくれに
元気よく汁を吹き付け
染み入る果汁で私を痛めつけるので

出禁である。


さて、珍しく話を戻すとしよう。
落ち着け まだ何も始まってはいない。

民間信仰と焼きみかん

焼いたみかんを食べると
その年は風邪をひかない。

そんな話を聞いたことはないだろうか。
おばぁちゃん、あるいは
おばぁちゃんから。うん?

冬になると地域で行われた
「さいのかみ」といわれる行事。
元々は民間信仰であった「賽の神」
(さえのかみ)からきている説が有力。
地域へ流入してくる悪いものを
遮る(さえぎる)のだそうだ。

地域によって異なるが、雪の積もった
田んぼの真ん中で「何か」を積み上げて
おもむろに燃やす。そこには注連縄や、
書初め、お守りに破魔矢、使い切ったノートや、
いらなくなった旦那…

あらゆるものを投げ込んで燃やす。
そして無病息災と豊作への願い。

なんと無茶な設定なのか

とにかく昔はこんなことが
しれっと行われていたin越後の冬
その行事の際に、ゴーッ、ゴーッと
燃え上がる巨大な火柱にひるむことなく
棒の先に針金などでぶら下げた
【スルメ】や【みかん】を
炙る。燃える。焦げる。笑う。

そんな子どもたちの様子を肴に
大人たちは寒空の下、堂々と酒を酌み交わす
お神酒とは便利な言葉である。
地域柄なのか、お酒にも手は抜かない。
酒蔵のある地域では当然のように
超有名銘柄などがお神酒として
献上されるので、ありがたいお酒を
ガバガバ、チビチビとお召しになるようだ。

時代は変わり、野焼きによる環境問題、
農家の引退、少子化、深刻な雪不足など
様々な影響により古くより親しまれてきた
大切な地域の文化が失われつつある。

今こそ語り継ぐべき伝統の復活を!
と声高らかに宣言したいところではあるが
私は下戸でイカアレルギーであるからして
全てを再現することは出来ないのである。
志半ばでコタツに倒れこむ私を許して欲しい。

あぁ


-未完-




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