見出し画像

都会の暮らしより「おばあちゃんの病院に付き添える生活」を選んで。

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。

1年に2度、会社を辞めたものです。


みなさんの中に、進学や就職を機に、地元を離れたという方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。

私は就職とともに、地元を離れた人間です。

家族や生まれ育った土地を離れて働くことは、わたしにとって、一種の通過儀礼であり、絶対に経験したいことのひとつでした。

そして、実際に9年の間、地元を離れ、関西と関東で暮らしていました。


地元を離れて感じたこと

地元を離れて働く中で、感じていたのは、

"家族や親戚、友人との距離がどうしようもなく遠い"ことから来る無力感でした。

こんな、ちょっと頭を使って考えれば分かるような(もはや考えなくても分かるような、、汗)至極当然のことに気づき、そしてUターンするまでに、

気づけば長い年月が経っていました。

その間、わたしも家族も友人も、
みんな等しく歳を重ねていて、

そして、それは子供の頃から可愛がってくれていたおばあちゃんたちも同様でした。

いつの間にか、少しずつ、病院に行く頻度が増えていたり、入院したり、買い物などの生活自体が大変になっていたり、、

「おばあちゃん実は入院してたのよ」

ある日突然、大切な人たちの病気や入院の話を事後報告で聞く気持ちは、二度と感じたくないものでした。

大した役には立てないとしても、側にいて、何かの力になりたい。

コロナ禍で、県を超えた異動が困難になったことが、最後の一押しとなり、仕事を辞めて、帰ることにしたのが、今年の春でした。

現在はUターンを終え、4ヶ月が経ちました。

これまでにおばあちゃんたちの通院のために車を出したり、診察結果を一緒に聞いたり、週末にのんびり一緒にテレビを見たりおしゃべりしたり、そんなことができていることをありがたく、幸せに感じています。

なにより、離れて暮らすことによる無力感を感じる必要がなくなりました。


これからも、今のこの気持ちを忘れずに、出来る限り、家族の側で暮らしていきたいと思っています。


ただ、これはあくまで私個人の価値観であって、色々な考えの方がいらっしゃることは承知しています。

地元に帰りたい気持ちはあるけれど、現実問題、夢を追いかけているであるとか、地元には仕事が無い等様々な理由で、動くことができない方がいることは、9年間もがき続けた私自身、分かっているつもりです。

もしくは、これから地元を離れるつもりの方もいらっしゃるかもしれません。
地元を離れることは悪いことではありません。私自身、一度離れたからこそ知ることが出来たことがたくさんあると思っています。

そして、ずっと地元で暮らしている人たちのことは尊敬しています。

ただ一つの例としてお話出来たらと思い、こうして記事にしました。


この記事を読んでくださった誰かが、おばあちゃんのことを思い出し、連絡しようかなと思うきっかけにでもなってしまった日には、望外の喜びだろうなあと妄想する無職なのでした。。

つまらぬ人間のつまらぬ記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。

それでは、また、次の機会まで、お元気で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?