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血合いの臭みを旨味に変える一品。

みなさん“血“足りてますか??
なんだかダルかったり
貧血気味だったりしてませんか??

そんな時は“血合い“がオススメです。
血合い“ってのは魚の血管が集まってる所で、鉄分はじめ様々な栄養がかなり豊富なんです。

運動量の多い赤身魚に多く、中でもマグロやカツオやカジキから取れるのが有名ですね。

といっても
扱っている店は少ないのが現状……

ちょっと大きめのスーパーや、魚屋
などで探すとたまにあります。


・血合いの扱い方

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血合いの魅力はなんといっても値段
正身の半額以下で買えます。
500gで200円とか平気である。

理由としては
日持ちしない事と、人気が無い事が主因。

そう、血が多いんで、傷みやすいんです。
でも、裏を返せば、鉄分豊富って事。

血合いは、旨味という面では
赤身やトロ身に勝ってると思ってます。
臭みをうまく対処できれば
最強の部位だと思います。

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臭みを対処するには

にさらして血を抜く。
牛乳に浸して臭み成分を吸収させる。
・香ばしく焼くor揚げる
香味野菜スパイスと合わせる。
酸味辛味などの強烈な味をつける。

などなどの方法がある。

ジビエなどもそうだけど、臭みのある食材の臭みを完全に消そうとする事があるが

俺的には
『それじゃあ使う意味ないじゃん!!』
と思うので、この臭みを活かしつつ
美味しく頂きましょう。


・ゆる〜く血合い料理紹介。

これまでも色々な血合い料理を作ってきたので、ふわっと紹介。

・竜田揚げ

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血合いの定番。

生姜、ニンニク、醤油、酒で浸して
片栗粉をつけて揚げる。
生姜とニンニクの強烈な香りが血合いの
臭みを和らげて、旨味がしっかり伝わる。

血合いを初めて料理するときはこれがおすすめ。
酒のアテにもなるし、ご飯のおかずにもなります、子供も食べやすい。



・血合いツナ

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試行錯誤して作った一品。

香味野菜やスパイスをいれた塩気の濃いスープで茹でて作る。
マヨネーズと合わせてツナマヨにしてディップソースにしたり、ブルスケッタに使ったりする。

このスープも美味しい。


・血合いバーグ

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イベントでやった料理。

すり身にして、ちょっと酒多めにいれておから豚肉と合わせてパテにした。
タレはマグロの骨をベースにウナギのタレのように仕立てた。

ゆず胡椒を少し塗って臭みを和らげつつ、辛みによってマグロの旨味がハッキリする。


と、まぁ、これまで色々やった中ではこの3品がおすすめ。

でも、夏場に揚げ物したくないし、手間かけたくないし、すり身にするの面倒……
と思って今回は簡単なレシピを公開します!

焼くだけ。シンプル。

・血合いの香草焼き

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そう、こちらが今日のメインの内容。

カジキマグロの血合いが美味しそうだったんでカジキでやります。
血合いの味はマグロもカジキもそこまで大差は無いんで、マグロでもOK。

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ちなみにこの量で270円!!安い!!

一口大に切って、塩、ハーブ、スパイス、香味野菜、をまぶして焼く。
今回はコショウ、タイム、ニンニク、コリアンダー、唐辛子、オレガノ、を使った。

最低限、塩、胡椒、ニンニク、があればOK
タイムとか、オレガノがあったら本格的になる。

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表面にしっかり焼き目をつける。
今回はバーナーも使ったけど、普通によく焼いても良し。

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しっかり焼かないと臭みが残りやすいので気をつけて。

そうそう、今回は綺麗な血合いだったから下処理せずにしたけど、
臭みが気になる方は水晒したり、牛乳浸してみてね。

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盛り合わせはこんな感じ。
レタス敷いて、焼いたの乗せて、ソースをかけて切ったレモンを添える。

ソースは生のトマト、オリーブ、塩、オリーブオイルを混ぜてザバーっとかける。
トマトはミニトマトの方が旨味が強いのでオススメ。

・むしゃむしゃ食べるべし。

作り方はこんな感じ。
夏にはレモンやトマトの酸味と合わせると
サッパリして美味い

今回は、ハーブ類の香り、レモンの酸味、香ばしい焦げ、オリーブの塩気と旨味、などを使って、臭みを活かしつつ美味しく仕上げた。

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夏場はこ〜ゆ〜のがいいよね〜。
ザーッと焼いて、いい感じに味付けて、野菜とかレモンとかでむしゃむしゃ食べる。

パンに挟んでもいいし、米と合わせても良い。


まだまだ気が滅入りそうな事ばっかりだけど、血合いでも食べて程々に元気に行きましょ〜!

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そうそう、最後にひとつ言わして下さい。
血合いって日持ちも理由にあるけど、人気ないから廃棄されがちなんです。

だからこれ見た人は、是非とも血合いの需要を増やしていきましょ〜!!

食べ手が増えれば売る事も増えます。
何卒、よろしくお願い致します。

では、今度こそ、おしまい。


いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。