見出し画像

『本を守ろうとする猫の話』-文庫版が出ます!

装画を担当いたしました
2017年刊行の『本を守ろうとする猫の話』に文庫版が出ます!

『本を守ろうとする猫の話』
著:夏川草介 氏
刊:小学館
発売日:2022/09/06
デザイン:bookwall

デザインは引き続きbookwallさん!
単行本と比べると、タイトルが縦に入っています。

編集さんのお話によると「ロングセラーのため文庫化のタイミングが難しかった」とのこと。嬉しい。
実物の「本」としては単行本のほうがいろいろと凝っているのですが、コンパクトな文庫が欲しいという声もよく見るので待望の方へぜひぜひ。


※単行本にはカバー下や扉にもイラストがありますが、文庫本には未収録です

この本をきっかけでいろいろなお仕事に繋がったので、私としてもとても思い出深い作品です。
単行本は裏表紙までぐるっとイラストで覆われており、カバー下にも猫のパターン柄が。詳しくはこちらの記事を↓

デザインを担当されたbookwallさんが台湾版について解説されています↓


タイ版も出てます!

noteでは日本、韓国、台湾、中国と4ヶ国語ぶんの紹介をしましたが、のちにタイ版も出ていました。
こちらはシールとしおりもあり。
海外版ではこうしたグッズがつけられることがあります。

タイ版(右)は日本版(左)より少し小さく、帯付き。栞紐はなし。
タイトルが日本語でも入っているのでちょっと不思議な感じですね。

タイ版は左開き。
写真では伝わらないけれど、タイトル部分が銀の箔押しでキラキラしていて綺麗です。
副題に The Cat Who Loved To Protect Books とあります。

カバー下は猫以外を青で刷られています。
裏表紙には鳥籠に囚われた本。
同じ1枚のイラストでも、本当にいろいろな使い方ができるものだなぁと思います。

先方からはシール…といわれていましたが実際は
貼り付けられるシールではなく、切り取り線の入った厚紙というかんじでした。
実物はこんなかんじ。
奥付には出版社のSNSアカウントが。
こういうのは日本では見ないな〜とおもしろかったです。

海外版の全てに私のイラストが使われているわけではありません。
ヨーロッパではだいたいあちらで描き下ろされているのかな?
公式アカウントにて「いずれ、外国語版をすべて並べてみたい」との呟きも。私も見てみたい!


試し読み

小学館公式サイトやhontoなど通販サイトで👇


装画のメイキング漫画

大きいイラストはこちら👇


よろしくお願いいたします!




サポートしていただいた売り上げはイラストレーターとしての活動資金や、ちょっとおいしいごはんを食べたり映画を見たり、何かしら創作活動の糧とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます!!