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人に困らないお店14 面倒なことをする。

こんにちは、サイヨウの哲です。

以前、同業者に
「お店ではどんな面接をしているのですか?」
と聞かれました。

ウチのお店は急に辞めるスタッフが
ほとんどいなかったと話していたので

「この面接方法でおそらく離職率下がりますよ」

そんな話になりました。

①1時間面接をする。
②きてほしい子なら・・
 今日の話を聞いて、2回目の面談希望を
 応募者に決めてもらう。
(ダメだと思ったら1時間以内で終わることも)
③ご自身で2回目面談希望してきた子と
 また1時間話をする。

これを聞いたときの相手の反応は
予想通りでした。
「え?合計2時間・・・
そんなに面接の時間取るの・・・・」

おそらく採用にはもっと秘策があって、
コツみたいなものを聞きたかったのでしょうけれど
私が話したのは「面倒なこと」でしたので
顔が暗くなるのもうなづけます。

どんなことを聞けばいいのか
どんな面接内容がいいのか

採用となるとこういうことをまず考える人が多いですが

お店は相手のことがわからない
相手はお店のことがわからない

そんな状態でいきなり仕事場に入ってもらって
お互いすぐ順応できるかと言えば疑問です。

1回目の面接でも1時間、
もし採用にならなかったら無駄な時間かもしれません。
しかし良いスタッフが長く働いてくれることを望むなら
たった1時間使うのはそんなに大変ではないでしょう。

面接時間はできるだけ長く、と以前書きましたが、
今回言いたいのは、面接時間だけでなく
「採用というのは大変面倒なもの」ということです。

集客にも通じることですが、
簡単に入れたスタッフは簡単に辞めていきます。
時間をかけて話を聞いてお店のことも伝えて
相手に理解、納得してもらうと仕事の思いに対しての
ズレが少なくなることで離職率は下がるというわけです。

大手チェーン店みたいに50人ほどアルバイトがいて
たくさん採用して季節ごとに何人か辞める子がいて、
その都度採用活動をする、そんなやり方もあります。

私たちのような小さな飲食店は
できれば「辞めることを想定して」みたいな採用ではなく
面倒ですが時間をかければかけるだけ
大手はできないような面倒なことをすればするだけ
定着率は上がっていきますので、良い人材を採用するためにも
そこに努力を惜しまず採用活動を続けていきましょう。

『人に困らないお店 面倒なことをする』














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