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旦那さんが休職するときの話。#4

気持ちは会社に行こうとして、身体は会社を拒否していた。

ついに旦那さんは会社までの道のりも、途中途中コンビニエンスストアの駐車場で休憩しなければいけないほどになった。

定時には間に合わないけれど、上司に了解をもらい、なんとか職場に辿り着いた。

上司・同僚に心配されて代行運転してもらって早退する日もあった。

そして車を運転できなくなって、最後は片道40分かけて徒歩で通勤しはじめた。

そんな旦那さんの様子をそばで見ていて、自分自身勤務中も旦那さんの状況が心配になった。「会社ってなんで行ってるんだっけ。健康を害してまでいかなきゃいけないんだっけ。」と私は思うようになった。

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「なんでそんな体になってまで、会社に行こうとするん?会社に行ったらいけん!」

ある朝、会社に行くため起き上がろうとする旦那さんについに言ってしまった。

(後からこの話を聞くと私はこのとき仁王立ちだったらしい。)


うつ病患者あるあるかもしれないが、「とにかく出社しなくては!」という精神により、その日は午前だけ出社し、午後お休みすることにした。


翌日も会社においてある私物を取りに行く目的で午前だけ会社へ行った。

午後はお休みをもらって心療内科へ行った。

その日が出社最後の日になった。

つづく。(次回最終回)


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