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欲しいものは欲しい、と。

いつのまにか、
「これが欲しい」と、口に出すことが
なんだか苦手になっていて。

特に恋愛関係において。

そういう関係性を望んでいるけど、
口に出すのはやめておこう。
そうなるのであれば、自然にそうなるはず、
などと
達観しているふりをしていたかも。

本当は、
わたしはそうなりたいと、
心から思っていたし、
そうじゃない関係が
寂しくて、悲しかった。

でも、寂しいとか悲しいとか言うことは、
とてもみじめになってしまうから、
そんな気持ちなんて感じていないふりをした。

そういうことがきっと、
少しずつ
心に積もっていたんじゃないかな。


好きな人ができて、
はっきりとした関係性になりたくなった。

「関係の名前なんてなくてもいい。」
というのは、
今のわたしには少しちがった。

なんでもないふりをして、
軽く、でも率直に伝えたら
笑って受け入れてくれて。

わたしにはそれがとても救いだった。

今までの、
見えないようにしていた自分の気持ちが
なぐさめられたような気がした。

年を重ねるごとに、
自分が傷つかないように
見ないふりをして、避けて、ごまかすことが
上手になってしまってた。

でも結果的に
それがいちばんわたしを傷つけていたものかもしれなくて。

上手に生きるのは難しい。
でも、少し正直に、
自分の心に寄り添って生きていきたいなと思う。

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