見出し画像

リハビリ勤務はじまる

今月から復職に向けたリハビリ勤務が始まった。午前中の3時間ほどだが、すでに気持ちが下降気味である。

朝決まった時間に支度して出かけるという生活からしばらく遠ざかっていたので、まず出勤から憂鬱だ。とくに初日は前の晩から強い頭痛で夜中に目覚めてしまい、さっそく行けるのかどうか不安になっった。

普段は頭痛持ちでないので、結構強い痛みに迷ったものの初日から休んでしまうと、より出勤のハードルが上がりそうなので、痛む頭を誤魔化しながらなんとか行くことができた。

無理をしているといえばしているので、こういう場合は本当は休んでも良いと思うのだが、我慢して行く方を選んでしまうのは変わらずだ。

仕事内容は簡単な事務作業で、そこまで困難は感じずに済んでいる。周りの人も今日まで会った人たちはみんな親切にしてくれる。職場が医療関係ということもあるかもしれないが、休職者に対して温かい人が多いと思う。その点は本当にありがたい。

久しぶりの仕事で気負わなくて済むように、という心遣いを感じる。

世の中には心の不調で休職しても冷たい対応をされる話も聞くのだから、恵まれているのかもしれない。

が、そうは言いつつも久しぶりの仕事はやはりしんどい。なるべく一人で静かに作業できるように配慮してもらっているが、当然ながら完全に一人というわけにはいかない。

周りで色々な人が出入りし、仕事をしている。そのなかにいることに気持ちが追いつかない。これからだんだん体を慣らしていって、また1週間フルタイム勤務の日々に戻っていくのが嫌だと感じる。

ただ部屋にいるより短い時間でも働いたほうが良いという思いは以前からあって、主治医の先生もそう勧めてくれたのだが、正直働くことへの意欲は戻ったわけではないのでこの先が不安だ。

生活のために仕方なく仕事をする。そんな生活の繰り返しにうんざりしたのに、またその生活に戻っていこうとしている。

これが現実だとまた自分に言い聞かせている。

良いのかなぁ、本当に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?