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土用の丑の日〜うなぎ #0024


土用ってなんだ?

土用といえば、「夏の土用の丑の日」が有名で、ウナギを食べる日!と思っている方も多いと思います。
本来、土用は季節の変わり目の時期のことで、春夏秋冬で年に4回「土用」があります。
土用は、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」直前の18日間を指します。

古くから、土用の間はやってはいけない風習があります。

①土を動かすこと(土いじり・草刈り・地鎮祭・井戸掘りなど)
②新しいこと(転職・就職・新居購入・開業など)
③場所の移動(引っ越しなど)

土用期間でも「間日(まび)」であればやっていいとされているようです。

土用の養生

土用にやってはいけないことが昔からあるのは、季節の変わり目をゆるやかに過ごしていくための、長年の智恵なのではないかなと私は思っています。

季節の変わり目は大気も不安定で、特に「脾胃」が疲れやすい時期です。
陰陽五行では「土」=「脾」とも考えます。

「梅雨のすごし方」でもお話しした「脾胃を大切に」を少しだけでも取り入れていただけたら嬉しいです。


うなぎは胃腸の弱い私には少しハードですが、夏土用といえば、やはり「うなぎ」!

「うなぎ」について調べてみよう!

「うなぎ」
五味:甘
五性:温
帰経:脾・腎・肝

中医学で「うなぎ」は、気血をつくり、体力虚弱によく、夏疲れにもおすすめの食材です。
リウマチ関節痛にもよいと言われています。

市販の「うなぎ」のおすすめの食べ方

この量でも私にはハード!

①うなぎの表面のタレを思い切って、水でジャージャー洗い流します。
(流通などの時間の経過で、酸化してしまったタレを取り除く)
②キッチンペーパーで水気をしっかり拭きます。
③うなぎをフライパンにいれ、弱火~中火にし、酒大1~2かけ蓋をし、酒蒸しにします。
④うなぎがふっくらしてきたら、蓋をとり、付属のタレを回しかけ、絡めます。
⑤ご飯にのせて、いただきま~す!

ご飯もうなぎも「補う」食材なので、ワカメやきゅうり、トウモロコシなど、湿をとる食材で副菜を考えるとバランスがよくなりますね。

まー、気血をみなぎらせるイベント食と思って、楽しんで食べて、夏を乗り切りましょう!

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