見出し画像

「あなたは、人間」

ボロボロなわたしを救う、最後の砦。


noteでわたしはよくこう言っている。

【わたしは、生きる屍】
【人間ではない】
【人として当たり前の感情を捨てなければならない】
【人として見られていない】

これのいくつかは、わたしが最初の病名を告げられる前から思っていたことでもある。

そして、障害者という立場になり、上記に書いたすべての事を強く感じるようになった。

そう感じながらも、何とか踏ん張って新しい環境に飛び込む…そのタイミングでこれらの根底で思っていたことは決定打として突き付けられた。

だから、早く死にたいと思った。
けれど、死にきれずにいる。
その狭間で常に葛藤しながら、日々を生きている。

そのことを知っている人から、こんなふうに言われた言葉がある。

「あなたは、人間。」
「あなたは、あの件に関しては本当に悪くないんだよ。」
「本当に辛いのに、ずっとよく耐えてきているんだよ。」
「世間では、未だに差別や偏見は強い。あなたを傷付けた奴らも、そうだと思う。けれど自分たちは、あなたの味方だから。」

わたしは、本来味方であるはずの家族や親戚でさえ、人間として見てはくれなかった。
好きな人からも、人として見られていない(&いなかった)。

わたしは、ただ、形だけ人間なんだと。
長年そう生きてきた。
その思いは、未だ変わることはない。

それでも、人間だよと認めてくれる人たちがいて。
味方だと言ってくれて。
その何気ない一言に、わたしは救われた気がした。


粉々になったこころが戻ることは、もうないだろう。
新しく形成することも難しい。
けれど、救われた言葉を噛み締めて、わたしは明日も踏ん張る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?