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映画「ストーリー・オブ・マイライフ(若草物語)」を観て・・・生きる意味を考える

映画「ストーリー・オブ・マイライフ(若草物語)」を観て。

これも私の最近の傾向からしては珍しく最後まで一気見できた映画。おすすめです♪

<あらすじ>
裕福でもないけど、なんとか自分らしく生きる方法を模索する4姉妹のお話。妹の病気や戦争、結婚、そして、女性が仕事を持つということを考えながら成長していく自叙伝的な物語。


実はこの映画を観て、すぐnoteを書きたくなったのだけど、書いては消し、書いては消ししてて、あっという間に1週間以上経ってしまった。いや、2週間か?!

なんでだろう?

それはきっと書いている内容がしっくりこないから。

私は最初、男女の不平等さを書こうと思ったの。なんで女子は生きにくいの?って。そして、それは現代も同じだし、男子は生きやすいのかな?って思った。

そう、ふと周りを見回すと男子も生きにくいよね。そして、私たち大人も生きにくさを感じてる。

これはこの世に生まれてきている全ての人が抱えているんじゃないかなって思うこと。

実は私のママ友さんに、旦那さんが芸能プロダクションのお偉いさんで億を稼いでいる方がいるのだけど、そのママさん、旦那は稼ぐ人、私は使う人と言って、恐ろしいほどお買い物をするわけ。

こっからこっちを全部とか、このお店のもの全部とか言っちゃって。これ、本当の話。

私はそんな彼女を羨ましく思う反面、近くにいると彼女のジレンマを感じてしまうわけ。決して楽しく生きてるわけじゃないし、幸せを感じているわけじゃないんだなって。

だから、どんなにセレブだろうと、どんなに仕事がうまくいっていようと、生きやすいか、生きにくいかという究極の生と死の問題になると、大多数の人が生きにくいって感じてる世の中なんじゃないかって思うわけ。


で、「ストーリー・オブ・マイライフ(若草物語)」を観て思うのが、この生きづらさ。でもね、生きづらさがもっと現代のほうがひどくなってる気がするの。というのも、助け合いがないし、自分のことしか考えていないから。

「ストーリー・オブ・マイライフ(若草物語)」の時代のほうがまだ、自分はこれだけ持っているから、その範囲で人も助けていきましょうとか、自分にはこれができるから、これをやっていきましょうとかってできてる。それが損得ではないし、将来的に商売に繋がるからというわけでもなく。

今は全体的になんか違う気がする。

で、ある特定の人たちから搾取しておしまい。
自分のところに利益を集中させればそれでいいという図式。

でもさ、それでもいいんだよね。自分のことだけ考えたっていい。きっとそれだけ精一杯の状態にいるってことなんだから。

でもなんだかなぁって思うわけ。


「ストーリー・オブ・マイライフ(若草物語)」の時代は南北戦争の時代なんだって。生身の人間が本当にすぐそこで殺し合ってる時代。でも、それにも関わらず、自分らしく生きることを模索したり、人助けをしたり、お互いに助け合って生きている逞しい女の子たちの話。

残念ながら今はそれができない。

一方通行でしかないんだよね。

助けようとする人は助ける側だけ。お金を稼ぐ人は稼ぐだけ。助けられる人は助けられるだけ。お金を搾取される人は搾取されるだけ。

なんか一方通行だけの世界になってしまっているんだなっていうのが分かる。

なんかね、貧しくなってるんだよ、世界が。
文明は恐ろしく発達しているのにね。

多分、昔は人を助けることで得られたものってたくさんあるのだろうけど、物理的にも心的にも。でも今の時代は、ビジネスで助けるっていうことになってるものだから、お金を得るだけ。それ以上のものはなかなか得られない。ビジネスっていうものがそもそもそういうものだから。

ん〜ここまで書いていると、私ってばナイーブだなということにも気づくのだけど。(ナイーブとは、アメリカでは「世間知らず」という意味で使います。)

そう、世間知らずなのよ。私。

だからひとりで働いているの。

でもね、今の文明には恐ろしく欠如しているものがあると思うのです。

それは「生きる意味」と言うものなのかも。


それは自分で探すものだけど、今や自分ですら探せないものになっちゃってるのかなって思ったりする。


ありえん。


ものすごく文明が発達しているという事実が乗っかってる天秤のお皿があるとしたら、その反対側のお皿には、自分を誤魔化して屍状態で生きるというものが乗っかってるんじゃないかな。

それって恐ろしいほど怖い世界だと思う。

生きてる意味がないのに、この世界に生を受けるなんて・・・

生きる意味なんて考える必要もないほどの充実感を得られる日が来るといいのだけど・・・みんなに。

多様化っていう言葉が実用語になっているけど、きっと多様化な世界なんて来るわけがない。だって、そもそも「生きる意味」すら見出せないのだから。

もっと根本的なことに向き合う時代なのかもしれないね。

「生きるか」「死ぬか」っていうところから見つめてみたらいいのかなって思ったのでした。


「ストーリー・オブ・マイライフ(若草物語)」から、随分と考えさせられちゃったものだ。



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