私には幸運にもすごく素敵で温かい母親に育てられて、その影響か小さい頃から「自分のお母さんみたいに将来なりたいなあ〜」って考えてました。

お母さんはいつも美味しいご飯を作ってくれて、どんなに喧嘩して嫌なことを言ってもちゃんと約束を守ってくれたし、いつも大きな器で受け止めてくれた、私の安全地帯のような存在だったんですよね。（今でも実はそうです）

独立してからも辛い時はお母さんのことを恋しがったり、よくしたものです。それだけ私にとってお母さんは私にとって師匠のような、大先輩の存在。

時は経って自分が実際に母親になり、子どもに対してどうしたらいいのかわからない時は「お母さんはどうしてたかな」と参考にしてます。子どもと喧嘩してなかなか「ごめんね」と言えない頑固な私。でもお母さんはいつでも最初に「ごめんね」って言ってくれてたよなあ・・とか。それでも頑固すぎる私はたまに育児ボイコットなんかしちゃうんだけど笑

でも、お母さんが私にしてくれたことが自分の子どもにもベストだとは限らないんですよね。だって私みんな性格が違うから。私は温厚なお母さんと、暴れん坊なお父さんの血をしっかり引き継いでいて、時々暴れん坊な面が顔を出したりするんです笑　そんな時、自分の母親像とかけ離れてしまうのを感じて、自己嫌悪に陥るのもしばしば。でもある日それでもいいじゃん！って思ったら、少し楽になった気がしました。私は私でオリジナルな母親になって、子どもたちにそのままの姿を見て色々感じてもらおうかなと。

そんな私を見てお母さんは「あんたは本当に子どもたちのことを可愛がっていて、よく頑張ってるよ。えらい！」と言ってくれるんです。いくつになってもお母さんはすごいなあーと思わされる瞬間。本当に頭が上がりません。

私は本当によく子育てのことで悩むのだけれど、そんな時、子どもたちがふと口にする言葉に助けられます。昨夜も気分が落ち込んでいてお風呂に入っていたら、６歳の娘が「私も入りたいー！」とやってきて、静かにゆっくりしたかった私はちょっと「やだなー」なんて思っていたのだけれど、湯船に浸かってぎゅーってハグして「お母さんの子どもに生まれて嬉しいな」って言ってくれた瞬間に、私の胸が、かーーーっと熱くなってしまいました。子どもってこういう言葉を本当にストレートに、純粋に言ってくれる素晴らしい存在ですね！（ほんと、見習いたいわ）

いつか彼女も、母親になった時に私のことを思い出して子育てをしてくれるのかな。