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エッセイ『自殺願望という言葉をYouTubeで動画検索したら今直ぐ9-8-8に電話しろ、と出て来て驚いた』

「自殺願望」と日本語で入力したら、バッと私の住んでいるカナダ政府のサイトに変わって驚いた。「あなたはひとりではない、9-8-8に電話しろ」ということだ。きっと各国語の「自殺」や「自殺願望」という言葉に反応しているのだろう。

まあ、電話はしなかったけど。今回のは、原因が分かっているから。この三日くらい、富士の樹海とか、福井の東尋坊とか、についてのYouTubeを熱心に観ている。

今日は、精神科医で、元自衛隊とかいう、まあまあ男前の人のYouTubeを観ている。ほぼ四時間くらい。顔の割にいい事を言う。

第2章3節 自殺はなぜ止めるべきか? 死んだ方がマシとは異常か? 


それで今回は、二日だか前に新しい小説を書いて、凄く気に入っているから嬉しい、という希望がある。私の好きな警察が出てくる。

友達に止められなかったら、日本にいた時、警察庁に行ってみたかった。私の小説には必ず警察庁の刑事が出てくる。今度日本に行ったら、こっそり一人で行って来る。お巡りさんに何か言われたら、道に迷ったんです、助けてください、と言う。

タイトルも気に入っている。『サラブレッド』。書きたいことを、全部すらすら書けた。まだまだいけるな、という感じだ。まだまだ死ねないな。意外にもこういう些細なことに縋っていられる。だけどまあ、そんな馬鹿馬鹿しい小説のことを四六時中考えていられる訳ではないし、そんな小説のことはすっかり忘れている瞬間もある。

今回の計画は、車で夜中の誰もいない時に、300キロくらいで飛ばして、橋げたにぶつかる。と、言ってもそれで死ぬとは限らないし、絶対他人を巻き込まない、とも限らない。だから、止めておく。HONDA CIVIC、って300キロ出るの?

それで、今回の自殺願望の原因だけども、結局、薬なんだよね。日本から帰って来てからSimカードの入れ替えはできたんだけど、電話が鳴らなくなって、どうせ誰も私に電話なんか掛けてよこさないからいいや、と思ってほっておいたら、ドクターから二回も電話が掛かっていた。飲んでる薬がなくなって、病院に行ったら、予約があったのに三十分以上待たせるから、私はこれ以上は待たない、と言って帰って来てしまった。

不安感が強い時って、とにかく待てない。その数日後、カフェでサンドイッチを作るのが遅いから、もういらない、と言って帰ってやろうか、と思ったけど、病院の時のことは反省していたので、ちゃんと待った。

知り合いに聞いたんだけど、従妹とデパートで待ち合わせをして、五分くらい遅れて行ったら、なんでこんなに私を待たせるのか、と従妹は泣きだし、それから暫くして、崖から飛び降りて死んでしまったらしい。気持ちは分かるな。死んでしまった方がよっぽどいい程不安感が強かったんだ。

あのくだらない『サラブレッド』を書かなかったら、私だって危なかった。それでそれから、ドクターのオフィスに何度掛けても電話が通じず、薬局に頼み込んで二週間分はせしめたけども、処方箋がないと一回に一週間分しかくれないし、隙間、隙間で薬を飲んでない時もあって、そうなると、なにが起こるかと言うと、眩暈がする。薬の量が増えたり減ったりすると、いつも眩暈がする。下を向くと、地球がぐらっと回る程の眩暈がする。

今回の場合は、非常に自殺願望があった。まだあるけど。だけど、薬のせいだと分かっているから。それからぐるぐる同じことを考える、という症状がある。それと自殺願望が手を繋いで、ぐるぐる一日中自殺願望に耽る。『サラブレッド』はね、実にタイムリーに私の命を救った。あれはね、サークルの宿題だから、サークルに入っていてよかった。男性陣を喜ばせる為だけに書かれた扇情小説。可愛い蜜蜂がいっぱい出て来る。

それから、馬鹿なことをしたんだけど、二十年来の友達の連絡を全て切ってしまった。一方的に。日本から帰って来て死にそうで食べる物もなかったのに、遠いからと言ってタクシーを使えとか言うから、タクシーに乗れるくらいなら苦労はしないし。結局四日くらい飢えて倒れていた。それから会ったら親の介護の話を聞いてくれ、みたいに言ったら、そんな話を聞くと不安になるから聞きたくない、と言われ、そしてじゃあその話はしないから会わないか、と聞いたら、今週は寒いから、来週の方が暖かいと言われた。

その今週と来週の気温差は大体五度くらいで、家が遠いというのも、高速に乗るまでが三分で、高速に乗ってからは十五分くらいの距離だ。

そんなに私に会いたくないんだったらもういいや、と思い、今まで散々世話になった人なのに、ラインもメールも電話も全部ブロックした。こういう理不尽な行動も薬が切れた御蔭だ。

でもその人も、私がブロックしたとかいうことも、半年くらい気付かないのだと思う。もっとかな。

全然関係ないけど、さっきnoteからAmazonのギフトカードをやるからという連絡が来て、見たら、一年で86円だった。その86円がどこから来たのかは知らない。ここまでで1998文字打ったけど、なんの金にもならない文章を書いて、なんの意味があるのだろう? 日記替わり?

じゃあ、折角だから、今夜、一生懸命やっていた、『マリアビートル』の書評用の表紙を創ったから、それを御見せしようと思います。

新幹線の中に集まった10人の殺し屋による密室殺人

まあ、別にYouTubeをやっても一銭も儲からないけど。これは私の遺書みたいなもので、きっと私が死んだら、可愛い小説家志望の若者が観てくれるんじゃないかと。

『マリアビートル』は相当気合が入っているので、できたら御知らせしますのでよろしく。ハリウッドで映画化された小説。きっと現在の日本の小説では最高峰だと思う。




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