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エッセイ『結局のところ小説ってどうやって書くの?』

出費が重なったので文句を言わずに入ったシフトを頑張ってこなす千本松です。

日本行きまで丁度二か月。三週間行って来ます。こっちのクリスマス商戦を避ける為に、もうスーツケースも買ったし、眼鏡も新調したし、歯医者も眼医者も行って来た。

こっちはクリスチャンの国だからクリスマスが派手で、ショッピングモールは何処もみんな殺気立っている。

バイト先の店でも、2メートルくらいあるクリスマス・ツリーがよく売れている。

こんなスーツケース。「it」は英国の会社だそう。私の可愛いAdidasのバックパックといい感じに調和している。それを狙った訳ではなかった。カッコいい流行りの斜め掛けのポーチも買った。

多分持って行く物はこのスーツケースの半分くらいだと思う。

今回は別に行きたくて行くわけじゃないから、こういうことで盛り上げている。なかなか盛り上がらないけど。

それでそのカッコいい流行りのポーチはメンズで、最近服もメンズが多い。メンズの方が面白い。観ているYoutubeもメンズが多い。こういうヤツ。

日本に住んでいる外国人の方が、日本のメンズファッションを紹介する。なんかね、外国人の目を通さないと、日本が見えてこない。日本に住んでいる外国人へのインタビューはYoutubeでよく観ている。


だからね、こんな物も買った。かなり大きい。バックパックに付けて歩く。

自我の崩壊。

私は日本のパスポートを持っている日本人だけど、日本に行って、日本人に混ざるのが怖い。

たった今、モチベーションをひとつ思い付いた。日本に行ったらカッコいいメンズの服を買って来る。私は170cmあるから、日本だったらメンズで丁度いい。

五年前に行った時は、なにを考えていたのか分からないけど、Adidasの服と、Nikeの靴を買って来た。他にサイズの合うものがなかった。今度はメンズにする。いい考え。日本のメンズブランドでカッコ良くて安いのがあったら教えてください。

今回は、自由が丘に行くつもりなんだよね。なんだか懐かしくて。昔よく行った。後は、銀座、新宿、渋谷、原宿、表参道。なんだか忙しいね。でも絶対、全部行く。

渋谷はね、渋谷駅からNHK方面に歩く。それはこの間私が書いた長編の舞台。自分が書いた小説の舞台に行く、というのは前もやった。それは新宿のホテルから飛び降りた、俳優の沖雅也をモデルにした小説だった。ホテルの最上階のバーに友達と行った。完璧に彼が乗り移っていて、友達が心配していた。何年も彼のことを考えていた。最近はあんまり思い出さない。

最近は、Jeffrey Dahmerのことをずっと考えている。掌編『ジェフ』というのを書いたんだけど、これから原稿用紙400枚の長編を書く。もう亡くなった連続殺人犯に恋をする、という頭がとち狂った小説。

最近、Google Mapsを見ながら小説を書く、ということを覚えて、それは非常にお勧め。でも書いてから、現場に行きたくなるんだよね。なんだか変。

その、Jeffrey Dahmerのことを書いた『ジェフ』を題材に、30分の動画を創ったんだけど、YouTubeにお勧めされるとは思えない。でも、いいや、と思って創った。きっと私が死んだ後に誰かが観てくれる。可愛い、小説家になりたい若者達がきっと観てくれる。

そもそも私のYouTubeの表紙、ヴィジュアルが世間の波と逆を行っているからね。わざと目立たないものを創っている。それが私の姿勢なんだよね。あまのじゃくと言うか。

YouTubeなんてね、ほんとにもう、っていう感じで、5日間使って創って、観てくれる人は世界で下手すると20人くらいだからね。まあ、だからと言って、そんなYouTubeが喜ぶようなことばかりはやっていられないし。

リンクを貼るので、怖いもの見たさで覗いてみてください。

誰も言わない小説創作論④ 結局のところ小説ってどうやって書くの?

00:00 大事なこと。説明をしない。説明は小説ではない。 01:12 テーマは決めなくても後からついてくる。 02:07 登場人物は決めなくてもあっちからやって来る。 03:08 芥川龍之介や川端康成は「説明」なんてしなかった。 04:34 私の新作『ジェフ』にみる人間関係。 05:52 冒頭。難しい会話文の高度な技。 09:21 何度も繰り返される「キーワード」「伏線」 10:04 一行で「五感」を全部使った離れ技。 11:31 「説明」しないで情報を伝える。 12:20 思考がジャンプする。小説らしい書き方。 14:22 登場人物。存在しない人物の描写。 16:33 これが書けるようになると立派な小説になる。 18:52 情報を歌の中で語る。説明はしない。 19:59 話の大事なことは後から出てくる。冒頭ではない。 21:02 超意外な「五感」の使い方。ヘミングウェイ。 23:15 三人の口から情報が出てくる。情報は説明しない。 24:08 小説らしい書き方。思考のジャンプ。五感。伏線。 25:27 聴覚。音が重なっていく。映画の手法。 27:48 小説を書く為に一番大事なこと。

YouTube「百年経っても読まれる小説の書き方」



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