鑑賞ログ「キングスマン:ファースト・エージェント」

211226@TOHOシネマズ池袋

一般的なヒーローの裏話的な話や妄想が好きな自分としては、大好きな「キングスマン」シリーズ。そのアナザーストーリーとしての作品だし、やっぱりチェックしないとね、ということで鑑賞。

同じ劇場で上映していた「呪術廻戦」のせいか、劇場の売店が激混みでちょっと前に着いたにもかかわらず、冒頭に間に合わないという事態に…。劇場に入ったときには、レイフ・ファインズが野営のテントに入っていくところだったんだけれど…それより前にシーンがあったら誰か教えてほしい。

ファースト・エージェントということだから、コリン・ファースやタロン・エガートンのキングスマンが登場する前、どこにも属さない組織である「キングスマン」の誕生秘話。
個人的な「キングスマン」の愛すべきポイントは、なんと言ってもイギリスの超優秀なスパイは仕立て屋をアジトに世界を救っているという、キュンポイントがたくさんの設定。そして、1作目に全力を注いでいたように思えたところ。じゃなかったら、コリン・ファースは死ななかったんじゃなかろうか。ま、全ては妄想に過ぎないけれど。
そして、ツボを押すようなユーモアさと、スタイリッシュながらバリバリのアクションのバランス。過剰に血が流れる。
で、キングスマンのファーストエージェントを「007」シリーズでMを演じるレイフ・ファインズが演じるっていうんだから、期待しちゃう。遊びを感じるキャスティングにまんまとしてやられている私。

いつもの通り、前情報は入れずに観た。だからかどうか、ちょっと予想とは違った。思ったよりシリアスで反戦的なメッセージも強い。一瞬「1917 命をかけた伝令」かなと思ったシーンも。いつものバランスを期待すると、ちょっと多めかも。ちょっと泣いちゃったしな。
とはいえ、「キングスマン」らしさ満開のウィットに富んだシーンももちろんある。コサックダンスは出てくるし最後の最後は予想を裏切らないし。鹿さん、グッジョブ。
なんで高所恐怖症なのに高いところが大丈夫なの?とか、見張りが山ほどいるのに、見張りの目の前の小屋までどうやって移動したんや…とか、ツッコミどころもたくさんあるけれど。
よくよく考えたら、途中でヒントは色々あるのに、最後の最後でまんまとびっくりしてしまう自分が恥ずかしい。そして、もっと映画を知っていたら、細かいネタが散りばめられているんだろうなー。
あと、久しぶりに見たジャイモン・フンスー。超スタイル良くて、57歳であんなに体動くのすごい!と思ったらレイフ・ファインズは59歳だった…平均年齢高いな。

「アイアン・スカイ」では地球の裏側に歴史の悪玉は集まっているし、本作では山の上に集結している。やっぱりみんな知り合いだったんだな…。
あと、一人三役にもムフムフ。しれっとこういうことするの好き。
そして気になるのは、そんなワルワル団の中に東洋人が一人いたように見えたこと。誰だろう?年代的に第二次世界大戦には早いし(そこにつながるところは出てくるけれど)、誰なんだろうなー。

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