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鑑賞ログ「犯罪都市 THE ROUNDUP」

221113

マブリー出るからね。
観ちゃうね。
前作は見てないけれど、問題なし。

ソウルの警察署で日々犯罪者駆逐に汗をかくソクトにベトナムへの出張が命じられる。在ベトナム大使館に、韓国人が自主しに来たというのだ。韓国に連れ戻して逮捕するため向かったソクトと上司であるイルマン(チェ・グンファ)はベトナムに向かう。不自然な大使館への自首。その裏側には凶悪な犯罪者の存在があって…という話。

ま、作品としては日本で言うところのVシネマっぽいテイストなんだけれど、この作品の悪いところ(誉めている)は、マブリーたち警察が追う悪いヤツに暴力のリミッターがないところ。
日本刀より数倍痛そうなナタとか平気で出してくる。んで、日本で言うところの竹刀とか木刀並みにぶんぶん振り回して血まみれを作っていく。そこがなんか血肉が通っている感じがして、人間味を感じる…ような気がする。もしかしたら、「仁義なき戦い」を観た後ってこんな気持ちだったのかしら。

それにしても、班長・イルマンはタフすぎるっしょ笑。そして、今回のコメディリリーフは前作ではちょっと活躍が少なかったイス(パク・チファン)。前作との落差がなかなか激しい役どころ(笑)けれど、いい味が出ている。
あと、本作における一番の悪玉が超絶凶悪な顔をしているんだけれど、演じているソン・ソックを検索したらフツーに優男でやんの(映画comより)。ま、鈴木亮平もそういうところあるけど、メイクの技術だけじゃない気がするんだよなぁ。顔つきってあんなに変えられるものかね。不思議。

マブリーは期待通り。期待通りにちゃんと掴んだ襟首だけで人を持ち上げてちゃんとボンネットの上に投げつける。見せるだけじゃない筋肉。さすがだよ、マブリー。
人がバンバン死んで、なのに笑える要素もあるなんて、なんていいエンターテインメントなんだ!おかげで気づかぬうちに日ごろ溜めてしまっていたストレスがすーっと抜けた気がするぜ。あー楽しかった。

今回の作品はベトナムに住む韓国人、前作は中国人とこの作品における敵はちょっと外的要素が強め。それって単純にテーマの問題なのか、何かしらの意味があるのかがちょっと気になったな。
ま、作品コンセプトの問題だろうけど。

あと、エンディング曲がなんだかKPOP味の日本のアイドルっぽくて、韓国にもこんな感じのグループいるんだなと思っていたら、LDHのTHE RAMPAGEだった。
マブリーがLDH所属になった余波がこんな風に出るのか…。

ちなみに、今作を見た後すぐに前作をNetflixで観た。一番愛されキャラのマ刑事役だったチン・ソンギュが坊主頭の悪役をやっていてビビった。
あんなに愛されキャラなのに、こっちではめちゃこわ中国人の役。
ま、時系列的には「犯罪都市」が先で逆なんだけれども。
振り幅広すぎだろ、チン・ソンギュ!!
伊藤英明主演で日本版リメイクの話もあったらしい。それはそれで観たかった気もするけどなー。頓挫したらしくてしょんぼりだわ。

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