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たまには知らない方向に行ってみよう

怒涛の一週間が終わって、やっと土曜日がきた。

特に予定も決めていなかったので、朝起きてベッドの中で「今日はどうしようかな~」とぼんやりした頭で考えた。やはり子供がいなければ、どんなに用事や家事があったとしてそれにかかる時間はたかが知れている。

私は家で過ごすのが好きだが、あまりにも外に出ない日が続いており自分でもちょっとマズい気がしていたので、近場のカフェにでも行こうかと思った。

車で10分かからないところにスタバがあるのは知っていたし、そのエリア(そもそもはオフィスビル群)はマックや24*7などのコンビニも入っているのでぶらぶらするにはちょうど良いが、知っているところばかり行くのもなあ、と考えてしまった。それにスタバは高いわりに美味しくない印象だ。(全世界のスタバファンに謝りますが、高いのに何度か水っぽくて全然美味しくないコーヒーを出された事があるので、経験上の意見です。)

そこで、デリバリーアプリを開いて少し検索してみる。(家からお店までの距離が表示されるので、近くのカフェの検索にも使える)

すると、家からすぐ隣のブロックにカフェがあるらしい事が分かった。メニューもちゃんとしたコーヒー(インドのコーヒーじゃなくて、笑)っぽいし、カフェの内装も素敵だ。

どうせ行くならあさイチが好きなので、家をさっと掃除して(きょうもにゃんこたちのもふもふの毛がすごい。。。)、運動して、シャワーを浴びてから家を出た。

日中は40℃近くになるが、午前中はまだ涼しさが少し残っていて気持ちいい。

カフェは車で5分程度の距離のはずだが、いつも用事があって行く方向とは反対方向なので、全然知らない景色ばかりだ。途中で隣のブロックに大きなオフィスビルが建っていたことに気づきビルの一番上に、いくつかの会社のロゴが描かれているのが見えた。

「あれXXXってYYYちゃんが転職した会社じゃなかったかな~。オフィスはここかな。」とか「ええAAA(日本の会社)もここに自社ビルあるの?転職することになったらここに応募しよう。。。」など、たった5分の間にも意外な発見があったりするものだ。

さて、GPSに案内されて「到着しました」と言われたが、見た感じは何もない。

え・・・・Google Mapさん、カフェはどこ???

ときょろきょろしていると、白いゲートの前に立っていたセキュリティガードが近づいて来たので、「ちょうどいい。この人に聞こう」と思い、「すいません、XXXってカフェはどこですか?」と聞くと「あ、それはここです」と言うではないか。

左側真ん中のアーチ型のゲートがカフェの入り口。絶対分からない。。。

え、ここがカフェなの?お寺かと思った(笑)

セキュリティガードに車を停めてよい場所を教えてもらい、道路脇に車をとめた。要は路上駐車なのだが、幅の広い道路だし、車通りがほぼ皆無なので問題ない。知らないところに出かける時は、いつも駐車場があるかどうか、その駐車場は広いスペースが確保されているか(駐車スキルゼロ)が心配なので、小さな事だがこれも嬉しい。

私がお寺かと勘違いしたゲートを一歩入ってみると、外にもテーブルとベンチが設置してあり、かわいらしい雰囲気だ。今は夏で日差しも強いから誰もいないが、春や秋であれば風も吹いてきっと心地よいだろう。

涼しい季節だったら、外でコーヒーを飲むのもいいな

中に入ると、建物の外観と同じく、白と茶色で統一されており、高い天井が広い空間に見せている。もともとそうだったのか、コロナで変えたのかは分からないが、テーブル同士の距離もちゃんと確保してあり、安心だ。

白と茶色で統一された店内
天井が高くて、開放感あっていい

最近のカフェやレストランはメニューがQRコードを読ませる方式になっていて、若干戸惑う。今までは、大体連れがいたので、連れに読み込んでもらって事なきを得ていたのだが、今回は一人だ。

素直にカフェのスタッフにどうやって読み込んだらいいか教えてもらい(また一つ賢くなった、笑)カプチーノと朝食プレートを注文する。

しばらく読んでいなくて途中になってしまっていた本を開く。wifiもあるし、次はパソコンを持って来て作業するのもいいな、と思いつつ、スピーカーは若干低音が強すぎる気がしたのと、客が元気過ぎる(=騒がしい)のがちょっと気になった。

次はイヤフォンも用意しようかな(笑)

カプチーノは先に持ってくるか聞かれたので、ありがたくお願いした。いつも朝ごはんは食べない様にしているが、その時はもう12時過ぎていたのでちょうどお腹も空いて来ていたし、カフェに来るつもりだったので、いつもの朝のコーヒーも飲んでいなかった。今日の最初のコーヒー(カプチーノ)が沁みる。

小さな事だけど、こうやってちょっとしたクッキーとかつけてくれると嬉しくなる。
カップ&ソーサーもかわいい。

朝食プレートが来るまでは結構時間がかかったのでカプチーノは飲んでしまった。確かにお客さんは結構来ていたが、これが通常のスピードじゃないといいのだが。

朝食プレートは(私には)ボリュームたっぷりで、トースト一枚(バター)、目玉焼き(2個分)、ベイクドビーンズ、ハッシュブラウン。チキンソーセージだった。

ゆっくり本を読みつつ食べるともうお腹いっぱい。本の続きを読んだり、スマホで読みたかった記事を読んだりのんびりすごしてから、カフェを出ることにした。

カフェの値段もリーズナブルで、カプチーノが170ルピーであればまずまずだと思う。(目安としてスタバが275ルピー)

良いところ見つけた、と満足して家に帰ったのだった。

家にこもっていないで、たまには外に出てみるのもいいし、いつもは行かない方向に行ってみるのもいい。

新しい発見がある。



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