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私の短編小説の書き方。【デザート】

メインの小説を堪能していただけましたか?

さて、そういうわけでデザートが欲しくなったあなたへ、はたまたデザートだけ食べたいあなたへ、私の思うところを書いていこうと思います。


今回はお題にそって『春夏秋冬・四季折々』シリーズで小説を書かせて頂きました。

青豆ノノさんが最近ご自身の小説の書き方について少しお話されていたので、私も今回書いた小説の出来上がるまでの流れ?をデザートにしてみようと思います。(少し長くなるかもしれません…)

こちらも勉強になるのでぜひ読んでみてください🥸

まず初めに考えたのは、【鳥だったら】ってなんだろう?です。正直もうここでめちゃくちゃ躓きました(笑)
『私が鳥だったら』という固定観念に囚われすぎて、小説もピンとくる内容思い浮かばないし、他に書くにも『みんなと同じ』ような内容になる気がして…一瞬詰みました😂

その後、【梅の花】のお題が来て余計にパニパニパニック🤯

で、またも大活躍の『発想の転換』をしよう!となりました。
その結果
1.鳥ってどんな生き物だっけ。
2.スズメは可愛いし、カラスは賢いし…(略)…スズメは米食べるから困るし…カラス凄かったな、車にクルミを轢かせて食べたり…
2.そういえば鳥って不思議と車に轢かれないよな。
(鳩は別。タケノコさんの所の鳩平和ポッポ連合のハトマンに怒られそう)
3.車に轢かれてる猫とかが鳥だったら良いのに。
4.自分じゃなくて誰かが鳥だったらか、あぁ、いいなぁ、そういう物語にしよう。
ということで、この小説を書こうと思いました。

ストーリーとしては主人公が車に轢かれた猫を助ける。その猫が鳥だったら良かったのに。(轢かれなかっただろうから)というあらすじ。

そこからバーッと思い浮かんだ内容を殴り書きしていく。(↓は小説の第1段階)

猫が目の前で車に轢かれた。
それは耳に残る音だった。
車は走り去って行った。
かろうじて猫は息をしているようだった。
見ていた限りでは下半身に車がぶつかりはね飛ばされたように見えた。
僕は急いでその子を抱えて走った。
近くの動物病院は1つしか知らない。
ここから約2キロは離れているだろう。
そんなことよりもこの子を助けたい気持ちで走った。距離なんて頭になくて病院を目指して必死で走った。
「助けてください!」
そう言って僕は受付の机の上に猫を下ろした。
「無事、手術は終わったよ。強い子だね、運も味方したんだろうね。」
少し縫うだけで済んだ。
僕はそっと猫に触れた。
「生きててよかった。」
それから僕はその子を家へ連れ帰った。
どうやら女の子だったみたいで、名前を小梅にした。
今はすっかり元気に走り回っている。
「良かったな。元気になれて。」
「お前が鳥だったらこんな事にはならなかっただろうに。」と優しく小梅をなでる。
すると小梅が「ウォン〜」と悲しそうな声ですり寄ってきた。
「鳥だったら会えてなかったって?」と、僕は尋ねてみる。
甘えたように喉を鳴らし「ウャーォ」と鳴く小梅はどこか微笑んでいるようだった。

次にこれを肉付けしていく段階へ。
やり方としては思いついた物語の文章をとりあえず追加しまくっていく。
途中、脇道それて見出し画像探しに行ったらちょうどいい感じの猫と梅の写真があったので、そちらをお借りして、そこから着想を経て小説の冒頭(猫と春来の出会いのシーン)を作りました。

そして整える段階へ。
ある程度できあがった文章を何度も読み直して手直しや追加していく。

最後にもう一度プレビューで読む。
整えてプレビューをじっくり繰り返して完成。
(こんだけやっても誤字脱字しちゃうタイプなのがたまに傷)

これが私の小説の書き方です。
今回くらいの字数でだいたい書き始めてからだと4~5時間くらいで完成しました。早いのか遅いのか分かりませんが…(もっと時間かかる時もあるのかも)

イメージは料理みたいな感じです。(料理苦手なんですけど…)
1.作る料理を決める。
2.思いついた材料を書き出す。
3.足りない材料を追加する。
4.味を整えていく。
5.味見して整えるのを繰り返す。
(たまにちょっと寝かせる。)
6.完成

ただ長編を書くとなるとこれで書けるのかは今のところやったことないので分かりません😂

参考になるか分かりませんが、自分の見直しも兼ねて、他者のいい所も今後取り入れられるようにしていきたいです。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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