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登山部🌸

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私の好きな山『早池峰山』のお花を含めた登山記録や、歴史、宗教、文化、不思議な出来事など、自分で調べたことをこちらにまとめていきます。
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100年前・お花を巡る物語り

牧野富太郎のことは、多くの方がご存知のことと思います。 このnoteは、現在の岩手県紫波郡紫波町で生まれた農家の長男で、植物学者・マキシモビッチ(マクシモービチ)との運命的な出会いによって、植物界に大きな功績を残した「須川長之助」の物語です。 ■幕末・開国・明治維新〜激動の時代に マクシモービチというロシア人の植物学者は、牧野富太郎(以下、牧野)ら明治初期の日本の植物学者からとても慕われて、多くの人を育て、現代の植物相の礎を築いた方です。 時代は幕末・開国・明治維新。

お花メモ。

2024/05/18(土)の登山で出会ったお花のメモノートです。 舗装路で。山麓で。岩稜帯で。その他。順番もチョイスもてきとうです。

浜に咲く黄色い花・ハマニガナ

山に行ったら次の日は海に行きたくなります。 椅子をおいて波を眺めているだけでも、何か満たされます。 波が来るたびにコロコロ洗われてしまう、不器用な君。戻されにくい所にレスキューしました。カンカン照りじゃなくて良かった。 そんな穏やかな沿岸で、ん?と見慣れない花を見つけて、帰ってきて調べてみました。 カワラニガナ(準絶滅危惧種)かと思いましたが、カワラニガナは河原の砂礫に咲く花のようで、更に葉の形からもハマニガナと判明しました。 横に蕾が数個あって、みんな咲いたら寂し

【登山】早池峰の 風に吹かれて イワカゾエ

5/17(金)に冬期通行止めが解除された、県道25号紫波江繋線。天気も良さそうなので、早池峰山に行ってきました。 3番目の車として、朝5時半に河原の坊駐車場に到着、気温は6℃。コーヒー淹れながら身支度。駐車場から眺める早池峰山、それを支えるような新緑の森が青空のもとで眩しく見えます。 鳥たちのさえずりが騒がしいぐらいに響く、また早池峰山にこれたな、そんな気分です。 ヤマレコをスタートさせて、ダケカンバの樹皮が白く眩しい舗装路を2キロ歩いて小田越登山口へ。 木がザワザワ

【登山】鶏頭山〜蛇紋岩に咲く春の花に呼ばれて〜

1865年に、マキシモさんの指示で早池峰に入山したチョウノスキー(須川長之助)さんが採取して、マキシモさんが1867年に発表した固有種の5品種のうちのひとつが、ヒメコザクラです。 (チョウノスキーとマキシモさんのお話はこちら) (私のGPSで記録すると4割り増しで距離が長く出ます) 早池峰山塊でも、シカによる植物の食害は深刻です。端折りますが、林床がハゲポッポになれば、雨による侵食が進み、土砂崩れが起きて、岩塊崩落、白髭水(崩落による洪水)の発生。入山禁止にもなるでしょ

【登山】鞍掛山とセミ登山。

山に行きたくなったので、こどもの日でしたがソロ行かせてもらいました☺ カタクリは見頃を過ぎてましたが、他にもたくさんの花を見られました。シラネアオイは花が大きくて遠くからも目だちます。 タチツボスミレはほぼ全工程で足元に、コキンバイは東側コースで見られました。 今日はヌタ場もなくドライな登山道でしたが、裾を見ると何か付いてます? 2時間半の山行のうち1時間半をセミ君と登りました。 ハルゼミなんだと思いますが、色からして羽化したばかりなのかな。早く乾かして飛ばないとイ

花咲く土曜日

名古屋の3日間は心身に堪えたようです。疲れた😅行楽日和の朝を迎えた岩手でしたが、家でダラダラから始めてみました。 映画『山女』遠野物語から着想を得たという映画『山女』。ずっと気になってました。アマプラで見られるようになっていて、有料でしたがポチッとして見ました。 こちらは公式サイト。 東北弁が自然です。目や体の動作、光の差し加減でメッセージを伝えてきます。 早池峰山を中心にした、神遺(かみわかれ)神社の三姉妹伝説や、山男、山女、白髭水(崩落による大洪水)などの伝記も織

うぐいすの初鳴き

週中にどかっと雪が降って、その後低めの気温で推移したので雪が残った週末、また何となく万寿山に行ってみました。 西側から登るので、晴れていても日陰、谷筋は風が抜けてとても寒い。 先週アイスバーンだった足元はサラサラの雪で、登山靴がよくグリップします。 午後は犬散歩へ。 川沿いのオニグルミの木から「ホーホケキョ」っと聞こえました。耳を疑う、また聞こえる。ついに俺も耳がやられたか?また聞こえた。……ちがうこれ現実。 枝から枝を飛び回っているのはウグイス、はー、ウグイス。例

2024年1月2日(火)散歩の日と、能登半島地震への想い。

休日で体がなまるので、今日は散歩の日にしようと決めてました。 朝散歩気温マイナス0.6℃。曇り。 朝ご飯のあとで1時間ウォーキングしました。体が硬くなっていて歩くのがぎこち無い。時折止まってストレッチ。 帰宅後は車で鳥谷ヶ崎神社さんを参拝。帰りにお守りを購入しました。雪のない寒くない境内は正月らしくなく、不思議。 昼散歩お昼はワンコの散歩1時間。暖かくて手袋を薄手にしました。 夕散歩その後ソロで1時間ウォーキング。朝より体がよく動きます。 散歩しまくった1日。3時間

里山歩き。

昨日で自分の仕事納め。1年間ご苦労さまでした。 今年あと一回はお山に行きたいと思っていて、ようやっと今日、行くことができました。 天気は曇り。気温は暖かく2℃で、晩秋の感じがします。 台温泉や花巻温泉のすぐそこにある万寿山は、里山らしい急登もあれば、穏やかな縦走路もあって、春はお花、秋は紅葉、冬は雪山を楽しめます。 冬は冬でまた、冬を見つけるのが楽しみです。 この雪の下では、虫や花が春を待つのでしょう。雪の下で待っていて欲しかったけど、あれまだ起きてるの?と動揺した

早池峰山の登山記録

ヤマレコを退会しましたので、noteからのリンクは削除しました。 気が向いたらまたまとめます。

写真家 土井信夫さん

土井信夫さんの写真集で、昭和55年発売の初版本が今、手元にあります。 当時の定価は25,000円ですから高価な本だったと思います。入手価格は1001円・・・。状態はとても良く、カラー写真も鮮明で往年を知ることが出来ます。 写真が綺麗なだけでなく、一枚の写真で花や葉、咲いている背景までよくわかって、土井信夫さんという写真家の想いを感じるものでした。 しかしそれは後になっての感想で、最初に開いてビックリしたことがありました。 「謹呈 ◯◯ 土井信夫(印)」 ひと筆添えら

2023-10-07 ぶどう園さん、1年ありがとう🍇

子供の小学校への奉仕活動(窓拭きとか)を終えてから、大迫(おおはさま)へ向かいました。目的は、いつものぶどう園さんでぶどうを購入するためです。 朝9時半ころにぶどう園に到着。今日はお父さんがお一人で店番でした。 『今日で最後なんだよ』 ほとんどたたき売りの値段で並んでいます。 いつもながら丁寧な説明と、良いものから勧めてくれて、ちょっと奮発して4パック買わせてもらいました。 しばし他愛もない話をします。『トマトもよぉ、高ぇよなぁ』『お値打ち品しか買えないですね』なん

2023-07-15 『盗掘』って意識。

早池峰山で春を告げる可憐なお花、ヒメコザクラ。山頂直下には、遅くまで咲いている一株があります。 それが、盗掘されてしまったことが分かりました。 私レベルの花オンチでも、『ココに行けばまだ見られる』と、そう期待するから、キツイ岩場を越えていける。 2023年7月2日に登った際に咲いていることを確認しましたが、7月4日には株ごと無くなっていたようです。(ビフォーアフターを写真で拝見しました) 下手くそながらもカメラが好きでもあるので、高山植物を撮影していると、声を掛けられ