4533 STUDIO (Yoko Nips & Twisty)

ブルックリンの様々なアーティストに、沢井陽子(ミュージックライター、在米20年)と T…

4533 STUDIO (Yoko Nips & Twisty)

ブルックリンの様々なアーティストに、沢井陽子(ミュージックライター、在米20年)と Twisty (ミュージシャン、在米10年)がインタビュー。主に4533 STUDIO主催イベント 'Honey's Tuesday' に出演する方、してくれた方々にスポットを当てています。

最近の記事

Zach Ellis (Dead Tooth) - [Interview in Brooklyn vol.11]

Lトレインのモントローズアヴェニュー駅の東側、イーストウィリアムズバーグの中でもブッシュウィック寄りのエリアには、工場や倉庫が立ち並ぶ。そのなかの古めかしい大きな建物の幾つかは、元々は工場だったのを改築し、様々なジャンルのアーティストが作業場として借りることを前提に運営されている。今回インタビューしたザックの練習スタジオの建物、Danbro Studiosは、音量を気にせずにバンド練習が出来るような部屋ばかりがある。ブルックリンには、いくつかのバンドと月極で部屋を借りて、シェ

    • Honey’s Tuesday vol.47 (7/13/21) レポート by Yoko Nips

      第二火曜日がまたやってきました。Honey's Tuesday 第47回目、2021年の7月バージョンは、今までで一番盛り上がったような気がします。ここ最近のニューヨークは、パンデミック真っ只中だった時の静けさがまるで嘘のように、活気を取り戻してきています。そしてこの日も、今までじっと我慢していた皆さんの遊びたい気がここに集まったのでしょうか、そしてブッキングも素敵だったと思います。ハニーズがいつも、いいバイブを醸し出しているのも相まったのでしょう。 今回は浴衣ナイトというこ

      • ジョニ・ペイン (アシスタントブリュワー at Kato Sake Works / ミュージシャン)[Interview in Brooklyn vol.10]

        ニューヨークに日本酒の醸造所は二つしかないそうだ。 ひとつは、サンセットパークにある、ブルックリンKURA。 もうひとつは、ブッシュウィックのKATO SAKE WORKSで、私たちはオーナーのカトウ夫妻と仲良くさせていただいている。2020年3月、小さな醸造所の小さなカウンターバーで、まさにそこで醸造された日本酒を頂きながらテイスティングルームのオープン祝ったのだが、その数日後に、ニューヨーク市はロックダウン(都市封鎖) になってしまった。その後も酒造りはもちろん続け、店頭

        • Youth Yamada (ミュージシャン) [Interview in Brooklyn vol.9]

          アメリカで生まれ、7歳のときに日本へ引っ越したというユース・ヤマダ。その時アメリカに残った母親とは、つまり7歳で生き別れたそうだ。大人になってニューヨークに引っ越して来てからなんとなく「20年近く会っていない母を探してみよう。」と思いたち、探してみたら近くにいることがあっさり判明し今は友達のような関係、というドラマティックな話を、録画をオフした後の雑談で淡々と語ってくれた。 近頃、毎日ユーチューブにアップしているというビートルズのベースカバーも、丸々一曲、バックトラックは流さ

        Zach Ellis (Dead Tooth) - [Interview in Brooklyn vol.11]

          Hard Nips (バンド)[インタビュー in ブルックリン vol.8]

          ブルックリンを拠点に活動する、4ピース日本人ガールズバンド「ハードニップス」。2010年からのオリジナルメンバーYoko Nips(ボーカル) と Gooch(ベース), 2013年から加入した Saki Nips(ギター) の3人に、ニューアルバム"Master Cat"の制作についてインタビュー。 Saki : サキ・ニップスです。ニューヨークのロングアイランドで育ちました。今はクイーンズに住んでいます。 Yoko: ヨーコ・ニップスです。歌とキーボードと、時々踊った

          Hard Nips (バンド)[インタビュー in ブルックリン vol.8]

          Honey's Tuesday vol.46 (6/8/2021) [イベントレポート by Yoko Nips]

          今回の6月8日で、第46回目を迎えたハニーズチューズデー。 パンデミックの間は、4月から8月をお休みをし、2020年9月から再開。サイドウォークにたこ焼き、DJを配置し、ソーシャルディスタンスを取り、マスク必須、オーダーする時以外は、席を立ってはダメ、と言う状況で、毎月第2火曜日のイベントを続けていました。 11月には、初のライブミュージックをオーガナイズし(Aaron Waldman & James beer)、先月5月は、初めてドラムセットありのライブミュージック(Dre

          Honey's Tuesday vol.46 (6/8/2021) [イベントレポート by Yoko Nips]

          RF3RD (イラストレーター) [インタビュー in ブルックリン vol.7]

          毎月第二火曜に行っている 4533 studio 主催のマンスリーイベント、Honey's Tuesday vol.46、今回はミュージシャンのパフォーマンスだけではなく、RF3RD ことリチャード フォード 三世 が、ライブペインティングを披露してくれる。彼はプロのイラストレーターでもあり、グラフィクデザイナー、グラフィティーアーティストとしての仕事もしているが、私たちのイベントには以前、何度かDJとして出演してもらったことがある。 自己紹介をお願いします。 リチャード

          RF3RD (イラストレーター) [インタビュー in ブルックリン vol.7]

          William Alexander (ウィリアム アレクサンダー) -ミュージシャン

          4533 studio が主催するマンスリーイベント、6月8日のハニーズチューズデーは、ウィルこと、ウィリアムアレクサンダーが演奏してくれる。彼は2020年12月に、ロサンゼルスからニューヨークに引っ越してきたそうだが、ドラマーとしての仕事で、今もたびたびロサンゼルスには行っているらしい。 今回、彼にインタビューをお願いし、どこへ出向いたら良いかを尋ねたところ、ブッシュウィックの「マリアヘルナンデスパーク(Maria Hernandez Park)」とのことだった。 この公

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          Dream Dads (B.P. & Jason)

          「エレファント6」、1990年代〜2000年初期のアメリカにおけるアンダーグラウンド/インディー音楽シーンを語るには欠かせない、ジョージア州アセンスを拠点とした、DIY音楽のコミュニティである。インタビュアーのYoko Nipsがまだ大阪に在住し、アメ村のレコード屋KING KONG でギターポップコーナーを担当していた2000年、「エレファント6」のバンド達にいち早く目をつけ、まだ駆け出しのof Montreal (オブ モントリオール)や Elf Power(エルフパワー

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          A.G.(musician)

          〜 僕が音楽を作る時、たまに少しクォンタイズ(音のタイミングの自動補正)をする。まあ30%くらいかな。絶対100%はしない。人間っぽい感触が必要だからね。で、ここにゆっくりベースを加える。これは一番良いベースじゃないけど、ここにあるから。スケール(音階)はいつもクロマティック(半音階)を使う。色々加えても、コントロールができるからね。〜 僕のアーティスト名はA.G.です。フランスで生まれ育って、アメリカには、18歳の時、2009年に来ました。3000ユーロを持って。12年ニ

          James (ミュージシャン)・Aaron(牡蠣ビジネス オーナー)

          シンガーソングライターとして活動するジェームス。そしてパンデミックの間にミュージシャンから牡蠣ビジネスへシフトしたアーロン。 かつて一緒に音楽をやっていた二人に、イーストウィリアムズバーグの静かな住宅街にあるアパートの屋上でインタビュー。 文字通りウィリアムズバーグの東側に位置する「イーストウィリアムズバーグ」は、ウィリアムズバーグほど華やかすぎず、洗練されたレストランやバーと、昔からあるカジュアルな雰囲気のお店とがほどよくミックスして立ち並び、温かい人々が集う下町感のあるエ

          James (ミュージシャン)・Aaron(牡蠣ビジネス オーナー)

          ダン フォックス (ミュージシャン・コメディアン)

          自己紹介をお願いします。 僕の名前はダン・フォックス。主にコメディと音楽を作っています。 NY州のウエストチェスターで育って、大学を卒業した後、NY市に2009年に来て、ブルックリンには2010年から住んでいます。 パンデミック中は何をしていましたか? 去年の3月から失業して、失業手当をもらっている。ありがたいギフトです、本当に。コメディを書いて、音楽を作って、たくさんの作業をしている。そういえば、これ、電話、ライトフォーンと言うんだけど、これを広めることに取り組んでい

          ダン フォックス (ミュージシャン・コメディアン)