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最近のテレビ局について思うこと🤔💭

おはよう。こんにちは。こんばんは。
今日もテレビはお茶の間を騒がせるためのニュースで賑わってますね。最近私、日本のテレビ局の不信感が強いんですよ。特にニュース番組とバラエティ番組。
なんでかなぁて、真剣に考えました。今日は自分でもこのモヤモヤを言語化しておきたいと思います。

考察:最近のテレビ局、あまりにも放送信念がない説

最近不信感が大きい理由はこれに尽きると思います。
あまりにも自分達が放送した内容への責任が薄く、一貫性がなく、曖昧性が高い。

不信感① お世間様の様子を伺ってばかりで責任を認めない

例えば、昨今話題のジャニーズ事務所ジャニー喜多川前社長の性加害問題。

この問題って、ジャニーさんが生きてた時から皆さん黙認してたわけじゃないですか。しかもこの記事で英BBCチャンネルも「日本のメディアの責任は重大だ」って明言してますよね。
それでも今日のテレビニュースで騒ぐのは先日の会見はどうだったとか、お世間様の反応ばかり。

いやいや待てよ。
放送してるお前らはどうなんだよ。

ここが引っかかる私の不信感①。
世間の声を拾う前に、貴方達の過ちについてどうか考えてるかを問いたいよね。

「私たちは東京新聞はジャニー喜多川氏の性加害問題に向き合えていませんでした」って潔く認めた東京新聞とか見習ってほしい。


不信感②-1 情報の"両面性"を重視し過ぎている

イスラエルでハマスが起こしたテロに関して、TBSが中東情勢解説に重信房子の娘でありテロ擁護の立場にあるジャーナリスト重信メイを起用したことは割と私の中でホットなニュース。
これについてギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使「これは何だ?彼女の母親は50年前にベン・グリオン国際空港でイスラエル人を暗殺してる。日本のテレビはこれでいいのか?」と怒りを露わにしている。

パレスチナ問題の起源を辿り、史実を追うことに異論はないが、当該国から見て「テロを擁護している」と捉えられるような人選をしてしまったTBSは、国際的な視点で見ても軽率な人選したと反省すべき…。

▼問題となった重信メイ氏出演の番組


ところでなぜ、TBSは重信メイ氏を起用したのだろうか?同番組に出席していた他の専門家の顔ぶれと共に分析をしてみる。

▲イランを中心とする西アジア(中東)地域の国際関係等を専門にされている。
▲中東に対するアメリカの影響力研究の論文も執筆されている。
▲重信氏の母は「日本赤軍」重信房子元最高幹部。父はパレスチナ人。日本赤軍は1972年、イスラエルの空港で旅行客らに自動小銃を乱射し、24人が死亡する事件を起こしている。重信メイ氏は番組内で「中東やパレスチナ問題を長年取材しているジャーナリスト」という紹介で出演。「例えて言うと、日本の学校で毎日のようにいじめられていた子が初めてやり返したら、それに焦点が当たったような状況」「なぜかパレスチナは『抵抗』ではなく『テロ』になるのは問題」などと語って問題となった。


さてこのお3方の専門分野のバランスを見ると、重信メイ氏はハマス側の論理を理解する上で必要な人材として起用された可能性が高いと推測されます。

…しかし、このように意見の"両面性"を重視したキャスティングが結果として、駐日イスラエル大使に、そしてテロに反対する多くの人々に不信感を抱かせてしまった原因となってしまいました。TBS、それはあかんて…。

不信感②-2 本来は情報の"両面性"よりも"真偽"を優先するべきである

思えば、コロナワクチンに関しても情報の"両面性"を優先し過ぎた節があった。

ワクチンは人々を感染症の重篤症状から守るものであるが故、本来は副作用よりも主作用が重視されるべきである。

さらに言えば、医学は専門家による事実ベースの研究分野である。
政治世論のように多様なバックヤードが重視されるのとは異なり、真偽や事実が明らかな専門分野である。

しかしどのテレビ局もワクチンを打つのが不安な人の気持ちや副作用の面ばかりを取り上げて、「ワクチンを打ったら妊娠しづらくなる。」などというデマも出回った。

冷静に考えたけどさ、日本で感染症が蔓延し始めたのが2020年1月末。ファイザーとモデルナのワクチンが日本で薬事承認されたのは2021年5月21日。
この短い期間でワクチンを打ったら妊娠しづらくなるって検証結果を得ることができるはずがないでしょうに…。
それどころか、もしワクチンの副作用ばかりを恐れて打たずに重篤症状で死んでしまったら、そもそも子どもを妊娠するしないどころの話ではないのでは…(小声)

日本のテレビ局、とりわけニュース番組での議論では、もちろん議題によっては情報の両面性を確保する必要がある。しかし、それ以前に主張の"真偽"(=事実であるか)が優先されるべきであり、情報の多面性の優先順位はそれよりも下がるはずではないのか。

不信感③ お笑いバラエティ〜人の不幸は蜜の味〜

さて、最後はテレビニュースではなくお笑いバラエティ番組へ目を向けたい。
皆さんは"ドッキリ番組"や"リアクション芸人"は好きだろうか?

先に断っておく。
…申し訳ないが、私はどちらも好きではない。

人を驚かせ、その反応を見てお茶の間の笑いをとる。
…この形がどうしても、学校でのいじめの光景と同じに見えるのだ。テレビ番組がターゲットに悪意のこもったイタズラを仕向け、思うようなリアクションを引き出し、笑いを誘う。この構造はクラスでいじめを傍観し、一緒に嘲笑う加害者と何が違うのかわからない。
(この主張に関してはこれ以上深い分析はない。むしろ主観に近いので、反論や別の意見を求めたい。)

1989年1月2日から1996年4月6日にかけて日本テレビ系列で放送された特別番組、『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!』というものがあった。

調べてびっくりした。
内容は、人間の命を脅かす非常に危険なものだった。

①熱海バス沈没ロケ
漁師さんが「しけてるから、その日はやっちゃダメだ」と忠告を受けたにも関わらず、「その日しかロケ日がなかったから」という理由で強行されたロケ。不正解だと出演者の乗るバスを海に沈めるという内容だった。

② 土佐犬アップダウンクイズ
野放しされている土佐犬の上に、宙つりされている芸人がクイズに答え、不正解だと土佐犬に噛まれる距離まで近ついて、最終的に土佐犬に噛まれる企画があった。

▼参考にした記事たち

それでもこのような番組を放映し続けたのは、言うまでもなく高い視聴率を獲得したから、であろう。

果たしてリアクション芸人としても有名なダチョウ倶楽部の故上島竜兵さんはこの番組に出たことを誇りに思っていたのだろうか…。

人命を脅かして人に恥だと思われる姿を晒して笑われる。これを民間放映したこと(しかもゴールデンの時間帯)について、日本テレビは反省すべきではないだろうか。

まとめ

以上、私の近日感じるテレビ局への不信感は、日本それぞれのテレビ局に確固たる信念が見えない、曖昧な放送姿勢に起因していると考えられる。

ここで、米パタゴニアの創業者であるイボン・シュイナード氏の話を挙げたい。
彼は昨年、本人と家族で保有していた同社の発行済み株式のすべてを環境NPOなどに寄付したという。
そんなパタゴニアの企業理念は

「私たちは、
 故郷である地球を救うためにビジネスを営む」

イボン・シュイナード氏がパタゴニアを創業して自身の理念を貫いたことが如何に美しいか。

そして企業理念とは何のために存在しているのか。信念がないという状態がどれだけ無責任であり、人を傷つけ、命を危険に晒すのか。
日本のテレビ局に是非一度、問い直したい。


初回にまじめな超大作書いてしまって焦ってます。
最後まで読んでくれた人ありがとう✌️

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