こんにちは！
筆者はフェリーに前から乗ってみたかった！
「おもいでエマノン」のように甲板から景色をみたりレストランで定食やビールを飲んでみたかった。

４年前にも大島へ行ったことがあるがその時は体調が今より悪く長時間の船旅が難しかったのでジェット船を使った。そのため甲板もレストランもおあずけであった。

ようやく体調が整った今年、
電話でチケットを取った。
金曜の22時竹芝発→伊豆大島早朝6時着
二等席和室女性専用部屋だ。

フェリーへ向かう

まず筆者は職場の引き継ぎやらで竹芝にギリギリ到着となりめちゃくちゃ焦っていた。しかも電車は遅延していた。むりかも！
問い合わせもすぐに見つからずキャンセル料の事などパニックになった。
なんとか電話番号を見つけ確認する。
遅延であればキャンセル料はかからないそうだ。悩んだが、ずっとこの日に行くと決めていたのだ。（知人の占い師に1月に島に行くと良いと言われていたこともあり）
とりあえず向かった。
ダッシュした。筆者はよくダッシュする。
チケット売り場や船のスタッフ駆け込み客に慣れているようで、半パニックの私を誘導してくれた。出発1分前だった。

大興奮ひとりフェリー散策

アナウンスが鳴っているが覚えていない。
少し船をうろつき甲板へ出た。
寒い！真っ暗だった！
黒い海。波。びびった。
船だ！4年ぶりである。
椿祭り前の閑散期で貸切に近い、人はまばらだった。とりあえず写真を撮った。
甲板をぐるっと一周する。
すると広場がある事がわかった。ブルーのライトに小さなステージも照らされていた。
ブルーライトは自殺防止に電車のホームに設置されている物を彷彿とさせており、少しギョッとしたのだが、好きなバンドのブルーの演出にも似ておりネットにも投稿したりしてみた。
そうなのだ、私は一人旅なのだが、現在進行形で旅の話を聞いてくれるネットがあるのだ。
数年かけて知り合った数少ないFFさん方はなんと筆者の写真を楽しみにしてくれているとリプをくれたのだ、なんとありがたいのだろう。

船内も散策し、夢だったフェリーレストランも発見した！タイミングを迷ったが、食べるの大好きな筆者は後にする選択肢はなかった（そのため東京夜景を見逃してしまう（レストランのまどが汚れていて全然見れなかったのだ））

一応名物を押さえた。船にのり食事とはなんと優雅な！ありがとうありがとう。
客が東京夜景に夢中なせいかレストランはゆったり出来た。
そしてまたふらっと甲板に出ると横浜夜景が迫っていた！
赤煉瓦、観覧車、なんとかタワー（名前わからない）観光名所の夜景を海から眺めるなんて日常じゃありえない。非日常にいるんだ、これから冒険だとわくわくが止まらなかった。

なんやかんやしているうちに2時になってしまった。電波0でネット配信を断念し（Wi-Fiが船内にあるのだがうまく使えなかった）スマホで近況などをツイートしていたら腹が減って来た。さっき食べたやろと思うだろうが、職場からダッシュしてきて2時まで歩き回っていてカレー一杯では足らなかった。ここで夜食である。

非日常の場所で食べるカップヌードルほど美味いものはない！なんと素晴らしい！
筆者はサルビア号に来て間もない頃におじさんが立ち食いでカップヌードルを食べているのを見逃さなかった。何処かに飲食スペースがあるに違いないと思っていた。深夜2時、お客さんたちは明日に備えて爆睡中だ。自販機の前の椅子には誰も居なかった。チリトマトを選びお湯を注ぐ。割り箸も用意されているし、すぐ近くにゴミ箱もあるので安心だ。
深夜2時フェリーでカップヌードル。ありがとう。食べていたら。おっちゃんが酒を買いに来たり私の様にカップヌードルやつまみ自販機の前で立ち止まる人も居たが、誰も喋る人もおらずシーンとしたままの世界でラーメンをすすっていた。
やっと指定の和室部屋で仮眠でもとるかとやって来た。私の他3人の方がすやすや寝ていた。
消灯しておりコンセントがあるのかないのかわからなかった。あったのだが、私は自分の一回こっきりアンカーを使ってしまった。それが今後の事件の幕開けであった。

さむい

寒くて目が覚めた。
毛布100円をけちり、ゴースローキャラバンのジャケットなら行けると調子に乗っていたが、地べたにゴースローは負けた。
自販機で毛布券を購入し受付へ
夜中の3時にスタッフさんは嫌な顔せず渡してくれた。毛布あったかい！到着まで3時間ほど爆睡した。
到着したら朝日を拝もうと思っていた。
配信もしよう。早起きの誰かが見てくれるかもしれない！珍しくとても前向きな自分が居る。
部屋の丸い窓から見える黒い波が不気味に蠢くのだが、この先の冒険を考えたらへっちゃらであった。

次回中編　東京貧困層がゆく離島大島で大冒険スペシャル！乞うご期待！