楽園に美少女が現れた。どうする?【第2章 再会編】その5

中年おじさんがリハビリをする楽園。そんな部署が長続きする筈もなく、組織改編が繰り返され、楽園2やβやαが作られてはまた再編される。
そんな感じの生産性のない、規模だけは1000人規模と大きい会社だったので、人の入れ替わりも激しい。
毎月の「さよなら会」と「歓迎会」を繰り返したある日の昼下がり、不二家のペコちゃんみたいな美少女が新入社員として現れた。彼女は可愛いだけでなく、昼過ぎに会社の机で突っ伏して昼寝をするツワモノだった、タイプだ。
だが、その子は12歳年下の平成産まれ。人生初の平成産まれの同僚に少なからぬ衝撃を受ける私。「あー、私は歳をとったのだ〜。」と。

しかし、彼女は輝いていた。
ある朝、通勤バスから何気無く街並みが流れるのを見ていると、道を渡ろうとしているペコちゃんが輝いていた。「まるでその場にスポットライトがあるかのように本当に輝いていたんだ。」と、誰かのセリフのように輝いていた彼女。
意を決した私は度々、重ね重ね断られつつ、評判のピザが食べれる公園に友達のテイで遊びにいったその日に、ペコちゃんの手を握ってみたら拒否られた。
「やめて下さい!」
「ありえませんから!」

どこが再会なのかよくわからないまま第2章は終わり、次回から第3章 恋愛編へ
続く

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