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映画「リリーのすべて」を観て。


原題:The Danish Girl
邦題:リリーのすべて

監督:トム・フーパー(2015)

あらすじ: 1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナー(エディ・レッドメイン)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する。ゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深めていく。(引用)

感想:美しい、が。優しい、が。

自分を貫き通すアイナーはリリーでいる時のかっこよさと美しさが際立っていて、羨ましいと思えるくらい。

でも、夫婦でいる以上は自分の人生ばかり貫き通してもいいのかなあと。ゲルダは自分のせいかと責め、支えつつも葛藤し、結局愛するアイナーと死別。ゲルダの人生はなんとも言えない悲しい時間を過ごしてしまったのでは。

夫婦だとしたら、お互いの人生はあるにしても、2人で歩む人生でもあるのだから、アイナーが少し傲慢すぎたのでは、と感じた。

一方で。ゲルダの心情はいかに。ゲルダはなぜあんなにもそばにいてくれたのか。やはり人生の伴侶としてアイナーでもリリーでもそばに居たいと思えたわけで。映画を見る限りハンスとは関係を持っていないと思うし(その後はどうかわからないけど)。

優しい人。なのかも。でも、全てを受け容れるのが本当の優しさなのか?優しいってなんなのか。

最近ワタシ自身色々と壁にぶち当たり、優しい人間になりたいって考え込むようになった。でも優しいって具体的になんなんだろう。全てを許すとかって、優しさなのかな。人の全てを肯定するのが優しさなのかな。頭にはハテナしか浮かばなく、ゲルダを見ると余計わからなくなってしまった。

優しい人と、穏やかな人と、違いはなんだろ。

エディ・レッドメインのちょっとした表情とか視線とか仕草とか素晴らしいね。

街並みや服装の美しさがより極まってる。

個人的に、マティアス・スーナールツ超好き。

自分がなりたい自分になれて、それを認めてくれる優しい世界になって欲しい。

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