俳句 秋日和
穂の国に 母を見舞って 秋日和
施設にいる母を見舞ってきた。
表情豊かに、うれしそうだった。
夏以来となり、久しぶりの面会だった。
夏の時は、もっと疲れた顔をしていた気がする。
こんなにうれしそうな表情をされると、
会わずにいたのが申し訳なく思えた。
母はもはや会話が十分に成り立つわけではない。
それでも会えて嬉しい気持ちが伝わってくる
そして、
別れ際の表情からは悲しみが伝わってくる。
また来るから
と伝えて私は私で私の悲しみをぐっとこらえる。
秋ながら暖かい晴れの日だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?