見出し画像

今時の転職エージェントを使ってみた。②


上記の続編にして、最終回です。

前回の概要としては、Instagramで見つけた転職サポーターという名のエージェントにお世話になりながら進めた転職活動。
1社目の内定をもらったところで、転職活動の違和感が見えてき、そんな中で2社目の1次面接へ、というところです。

1次面接の案内には「高卒程度の筆記試験があるため、事前に教科を選択してください」とのこと。
そのため、エージェントに尋ねると、SPIのサイトが送られてきました。
なんか違うような気はしましたが、この時点では伝えられませんでした。
その後の面談の際に、改めてどの教科を選択したら良いのか相談したところ、「国語や英語、日本史を選択する人が多いですね」と回答をいただきました。
そして、その筆記試験と面接対策のために、1次面接直前に面談をセッティングしてくれました。

ただ、これが大問題。
完全にすっぽかされました。

正直、こちらの企業も志望度が高いわけではないので、エージェントとの対策ができないまま選考を迎えることに抵抗感はありませんでした。
ただ、どちらかと言うと、エージェントから「対策をしましょう」と言われたのに、何も連絡なく面談が流れたことに対して、かなりの不信感でした。

その後、企業から「事前に適切検査をwebでやってほしい」と連絡があったと、エージェントから連絡がありました。
面談をすっぽかしたことに触れることなく、そもそも面談をセッティングしたことすら忘れているのでは、とも思わされる連絡でした。
そのため、思い出してもらえればという思いもあり、「本日の面談でお伝えしようと思っていたのですが」という文言から、1社目の内定辞退の連絡の依頼をしました。
また、1次面接では履歴書等の書類を持参する必要があったため、五月雨式になってしまいましたが、データの共有も依頼しました。

すると、データを送ってもらうことはできたのですが、すっぽかした面談や内定辞退の連絡について、触れられることはありませんでした。
どんどん不信感が増していきます。
ちなみに、データですが、履歴書と職務経歴書の日付が異なっていたり、その他にも間違いが何ヶ所かあったので、改めて自分で作り直して持参しました。

そして迎えた1次面接。
面接官が4人もいて想像以上に多くのことを聞かれました。
また、筆記試験は無難に国語を選択したのですが、特に古文漢文に全く太刀打ちすることが出来ず、こてんぱんにやられました(笑)

しかし、意外にも選考が通過し、最終面接の案内が届きました。
ただ、どうしても気が乗りません。
それは再三言っている通り、志望度が高くないためです。
1次面接ぐらいであれば、適当なことを言ってやり過ごすことはできるけど、さすがに役員を前にした最終面接はそう簡単ではないと思います。
何よりも、たとえ内定がもらえたとしても就職する意思がないのに、忙しい企業の方にわざわざ時間を取ってもらうことが申し訳ないという思いがどうしても拭えませんでした。

そこで、最終選考辞退の連絡についてエージェントに依頼しました。
それに加えて、転職活動終了の旨もお伝えしました。

企業に連絡する旨の返事をもらい、転職活動終了については「承知しました」とのこと。
今まで、文末には絵文字や「!」が使われていたのですが、突然句読点すら無くなりました(笑)

本来であれば、転職先が決まることで、転職活動が終了することになると思います。
それなのに、内定も最終選考も辞退しているにも関わらず、大胆な選択です。
今お世話になっているエージェントとは、もうこれ以上関わりたくないという気持ちが、この選択を後押ししました。

振り返ってみると、エージェントの会社名を教えてもらえてなかったり、面談で突然下の名前で呼ばれるようになったり、こちらの意思関係なく書類を企業に提出されたり、面談をすっぽかされたり、おかしな点がたくさんありました。
最後の転職活動終了の連絡に関しても、こちらは今までのお礼等もお伝えしたのですが、「承知しました」の一言で終了です。

大手のエージェントもそうでしたが、要因が私にあるのはわかっています。
あまり転職活動に前向きでないことが、エージェントにとってはとてもやりにくい相手だったのだと思います。
それでも、求職者に寄り添ってもらえたら嬉しいなと、勝手に淡い期待を抱いてしまったため、そのギャップが良い関係性を築くのを難しくしてしまい、お互いにとってプラスにはなりませんでした。

転職エージェントの会社によって、登録企業数が多いとか、面接対策が得意とか、それぞれ強みが異なると思います。
そして、担当の方も人なので、もちろん相性もあると思います。
今回はその下調べもせず、「転職活動体験」のような軽い気持ちで利用した結果がこのような形になったと思います。

お世話になったエージェントの方にはご迷惑をおかけしてしまいましたが、私にとって良い勉強になりました。
企業との面倒なやり取りを代わってもらえるのがありがたいと思っていたのですが、いざ体験してみると、間に人が挟まることによって、もどかしい思いや、不安に思うことがある、という新しい発見がありました。
私はどうやら自分で全部やりたいタイプのようです。
そして、私は企業や自分の利益のために働くのではなく、純粋に目の前の人のために働きたい、ということも再認識しました。


もし、これから転職活動や転職エージェントの利用を考えている方がいらっしゃったら、いろいろと調べてみたり、自分のタイプを改めて考えてみると、より良い結果に導きやすくなるかもしれません。
駄文ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
みんなで幸せに働きたいものですね。

この記事が参加している募集

転職してよかったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?