見出し画像

【たびいき番外編】麒麟がきちゃいかんのか

有料ですが全部読めます。

実際に行っていないのにたびいきに関わる内容なので番外編です。


みなさんは『麒麟がくる』を見てますか?

わたしは恥ずかしながら1秒たりとも見ていません。

題材としては近年まれに見る極上モノなのに出演者の逮捕にコロナ、さらに「駒」という架空の登場人物がでしゃばるという

「花燃ゆで凝りてないんか!」

という批判もあるし。

ドラマそのものは作り物であるので当然想像やフィクションで問題ないのですが、『水戸黄門』とか『暴れん坊将軍』と違って炎上しやすいんだからってのはありますね(;´Д`)

わたし的には一つ前のオリンピックのやつ?あれをやるって時点でもう大河を見る気力がゼロになりました( ˘•ω•˘ )


~~~~~~~~~~~~~


では本題です。

『たびいき』は関西には行っておりません。

車中泊、投げ銭が旅費(燃料代も込み)、通院と仕事の合間に行くという厳しいレギュレーションなので今のところ富山が最長です。

ですが間違いなく四国行きたいわけです。京都も大阪も。

本来ならば行って考察するべきところを涙を飲んで安楽椅子探偵する(´;ω;`)

日本史の謎や転換点、間違いなく上位に入ると言えば『本能寺の変』だと思われます。

じゃあわたしが一番好きだった覇王伝のBGM聴きながら読むといいよ(´・∀・`)

本能寺の変の時の細かい説明はしません。もう擦られて煙出ちゃってますからね。気になることはただ一つ『明智光秀はなぜ謀反を起こしたのか?』

という動機のみ。

さらに他の説も一々取り上げて解説や否定はしません。これも擦りすぎて向こう側見えちゃってるから(´;ω;`)

わたしは光秀の謀反理由を『日本人的理由と地形』で強引に説明するつもりです。

もちろん正しくなんかないし根拠もないですが(;´Д`)


光秀はとにかく謎が多いので『田中城に籠城した』という文献(針薬方)に注目した。

この籠城も城を任されていたのか、一時的なものか、どのような立場で籠ったのかわからないのだが、領地として与えられる滋賀郡と深い関わりがあるのは地形からすれば絶対に無関係な訳がない。


話を信長に逸らすと信長は『本願寺を退去させて築きたかった城』が最終目的で『安土城』は途中経過・・・・みたいな考え。

はたしてそうだろうか?


大手門からの石段を登って「あ~これで天下布武を知らしめたんですねぇ」

なんて芸能人が旅サラダしたりするじゃないですか?(ΦωΦ)

現在は干拓されてあまり水城のイメージが少ないですけど、なぜ琵琶湖を背に水城にしたのか?

しかも琵琶湖周辺にあるお城はほぼ水城、この基本を守った理由は?


「琵琶湖の水運も抑えたのだ!」

(´・∀・`)ヘー

そうかもしれませんよ。でもそれならそれ担当の武将に城与えればいい。わざわざ自分の居城を水運の本拠地にする必要はないわけです。だって安土城は宗教施設的色合いが強くて自分を神に見せようとしたとか色々言ってたじゃん(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


信長と言えば勝幡城で生まれたと言われています。ここは湿地に近かった。

青春を過ごした那古野城も湿地に近かった。

一番最初の本拠地であった清州城は湿地の中。

小牧山城で初めて湿地や水から切り離し、岐阜へ。

ゴリゴリの山城から子供時代の原風景に戻るように湿地へ降りてくるのが信長の居城遍歴(´ω`)


「そんなことない!古臭い!」

と新しいアピールをしている人ほど実はわかっていない。

人は住む環境も『子供返り』するんですね。不便とかそういうんじゃないんです。

信長にとってあまり語られないけれど馬と鉄砲くらいに小型の船は手を伸ばせば常にあるモノだったと思うのですね。

ガチ戦争をしている間は防衛を考えて山城になった。しかし歯向かう人間がだいたい片付いてきたら一番馴染みのある景色に戻ってくる。

しかも信忠に家督を譲ったのは43歳、安土城完成と同時に息子に任せていよいよ自分の野望を叶える!ってところです。

そうすると安土城は『本願寺が落ちなかったので仕方なく築城した』わけでもないし『たんなる途中経過』でもない。

みなさんが大声で叫んでいる理由は信長は全部含んでいるわけです。

「居住スペース・自己神格化・権力集中・水運・京都・交通の要」

そして

「自分が一番動けるのは生まれそだった名古屋の湿地だぎゃー」

ってことかなと(´ω`)

人間は地形から逃げられない。そして地形に育てられて地形に抱かれて死ぬ。

破天荒に描かれがちな信長ですがこれほど日本人日本人した人はいないと思っています。


では光秀に戻します。

『滋賀県田中城に籠城した』+『滋賀郡拝領』

琵琶湖周辺の地域区分で言うと『湖西』

湖西に強い基盤があり、またここを抑えられる力があったのが明智光秀ということでしょう。

織田家の武将の領地は『いい土地をもらう』というより『その土地を治められるか』で決められる印象があります。

商才のあるやつならば富を産む土地には戦のみで内政ベタは入れない、武功のあった人間の褒美はそもそも土地が豊かなところ・・・・みたいな。

だからこそ明智光秀と木下藤吉郎が頭角を現せたわけでしょう。


おっと話が・・・・

で琵琶湖周辺にあるお城はほぼ水城。

織田家は4城水城を築いています。

安土城・・・信長(・´з`・)

長浜城・・・秀吉(´ω`)

坂本城・・・光秀

大溝城・・・光秀縄張

安土城も縄張りは秀吉が仕切ってるので、『織田家琵琶湖周辺築城プロジェクト』は光秀と秀吉が中心で回っていたということでしょうか。

このへんは本気のガチ城マニアが

「そんなことはないぞ!適当なこと書いてると兵糧攻めにするぞ」

って宣戦布告してきそうだけど無視(・´з`・)


ささっとまとめると

琵琶湖に到達した信長は交通や流通軍事全てを理解している人間で固めたかったんでは?と。

秀吉は尾張出身、湿地と暴れ川の水運を知っている。農業もやっていたから間違いなく船に積む作業も知っているはず(蜂須賀小六が水運業だったのは信ぴょう性が低い)

光秀は出自が不明で若い時もどこにいたのかわからないとは言え秀吉と共に琵琶湖周辺を任されると言う事は『信長と同じ湿地を知っている』ということだとわたしは思う。


ではいよいよ本題。

そんな信長と共通の景色を知っていて重宝されていた光秀がなぜ謀反を起こしたのか?


まず怨恨は違うと思う。

2人で密談をして話合ったことなどは嘘ではないと思う。

もし折檻や嫌がらせが本当なら他にもイジメを受けている家臣がいてもおかしくない。


つまり信長は光秀を信頼していた。そして光秀も信長を信頼していた。

さらにイエズス会とか朝廷とかいわゆる『黒幕』とか『陰謀論』もないと思う。

もっと日本人的な話。

明智光秀は近江と丹波を合わせて34万石、

秀吉は70万石ほど(長浜播磨?)

どちらも織田家のすげーやつ。

しかし石高に差がある。

これに不満を抱いたのは

『明智家家臣団』なのでは?


「お館様!我々は我慢なりませぬ!信長様はもっと正当な恩賞をお与えになるべきかと!」

「儂は何一つ不満も疑いもない。これからも変わらぬ」


と働きぬいてきた。

家臣が秀吉との待遇の差解消を訴えようとするのをなだめていたが、

いよいよ毛利討伐で抑えられなくなったのではないかと。

光秀は戦いで亡くなった雑兵の供養にまで自腹を切るようなかなり珍しい武将だったので部下からの信頼は厚かったと想像するのです。

日本人的理想のリーダーと部下。

しかし我慢の限界を超えた部下を前にリーダーは静かに目を閉じて

「是非に及ばず」

と言った。


・・・・かもしれない(*'▽')


長くなったのでざっとまとめると

①怨恨ではない

②黒幕も陰謀もない

③めちゃくちゃ部下に優しい武将だった

④優しい親分が秀吉より恩賞をもらっていないことに腹を起てた部下

⑤それをなんとか抑えていた

⑥でも止められなくなって部下の気持ちもわかる

⑦本能寺バーニング

有能で優しすぎた男、光秀。

その男が唯一部下の暴走を止めなかったから起きた本能寺。

でも絶対琵琶湖周辺の領地を与えられたことは光秀の優秀さと信頼度の高さと『信長と同じ景色を見ている知っている』ことの証明だぞと。


(・´з`・)あああああああああ

旅に生きてぇっすな


まあ最近世の中おかしくて。

例のコロナもそうですけどもう大人がボロボロ。

大人がやらかしてこうなったのにその大人がまだ表舞台にいたりする。

責任を取らない気満々でね。


そして嘘をついたりしたほうが人間得するんだ、ってなんか最近の金持ちアピールする経営者とかyutuberとかが証明しちゃって、それに子供が憧れて。

徳はなくても得はするってか(´・ω・`)うるせえよ


でも違うね。

本当は違う。

みんな正直になりたい。綺麗になりたい。嘘をつきたくない。

でもそれで喰われちゃうから。


運でしか違いがないんだけど運が良くてもスキを見せると死ぬ。

運が悪いとスキがなくても死ぬ。

それなら嘘ついて騙して奪って傷つけたほうがいいなって。


夢が無いっていうけどそうしたのは君たちだ!って

世代ごとに聞いたらそれぞれどの世代を指さすんだろうね~


そういうのをタイムスリップじゃなくてね、ぜひ光秀に現代にきてもろて

見てもらいたいよねって。

麒麟にきてもろて(´◉◞౪◟◉)ね



ここから先は

0字

¥ 100

投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。