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ナチュラルはナゼ低ボリューム高頻度トレーニングなのか?

筋肉を大きくする仕組みとは

多くのトレーニーは沢山トレーニングすればするほど、筋肉が大きなると信じています。しかし、実際はそうではありません。筋肉が大きくなるためには、食事などから摂取したタンパク質が、筋肉の細胞吸収され筋肉を合成しなければならないのですが、実際には、筋肉は常に合成と分解を繰り替えていて、そのバランスがとれて増えも減りもしないように保たれています。
それが、筋トレで刺激を与えたり、食事をしたりすることでバランスが変わって合成の方が多く行われる状態になります。ナチュラルの場合は、これが筋肉を大きくするための基本的な仕組みになります。ただし、筋トレをして筋肉に貯蔵されているエネルギー源の筋グリコーゲンが消費されたり、長時間の運動により血糖値が下がったりするとコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは筋グリコーゲンが消費されたり血糖値がさがったりすると、それを正常な状態に戻して体を守る役割を持っています。そのため筋肉を分解してエネルギーに変えたり、血糖値を上げたりする働きをするのです。コルチゾールが通称カタボリックホルモンと呼ばれているのはそのためです。短時間で高強度のトレーニングでは、筋グリコーゲンの使用量は少なく済みますが、長時間のハイボリュームトレーニングでは、そういうわけにはいきません。折角筋トレして筋タンパク質の合成のスイッチを押したのにも関わらず、コルチゾールが分解のほうにスイッチを切り替えてしまうわけです。そうなる前に十分な刺激を筋肉に与えて筋トレを終わらせる必要があるのです。

なぜステロイドユーザーは大丈夫なの?

それでは何故ステロイドユーザーが大丈夫なのかというと、ステロイドにより筋タンパク質の合成を常に高くしてくれるテストステロンというホルモンのレベルを上げているからなんです。またステロイドは、コルチゾール自体の分泌量を減らし、さらにコルチゾールの受容体に先回りしてブロックしてしまいます。またステロイドにより筋肉自体の回復も早く長時間のハイボリュームトレーニングをしても問題なく筋タンパク質を合成に傾けたままにできるのです。これがナチュラルがステロイドユーザーに比べて低ボリューム高強度でトレーニングしなければならない理由です。

ナチュラルはなぜ低ボリューム高頻度トレーニングをしなければならないのか

ナチュラルは基本的に筋トレと食事でしか筋タンパク質を合成に傾ける事ができません。食事で起きる筋タンパク質の合成は、普通の人が筋肉を失わない程度には起きるのですが、筋肉を太く大きくするようなレベルでは到底ありません。だからと言って食事をおろそかにすれば筋肉はすぐに失われて行きます。そこでナチュラルが筋肉を大きくするのに重要になるのが筋トレです。筋トレをすると筋トレした部位の筋タンパク質の合成が24時間~36時間高い状態になります。筋タンパク質の合成をできるだけ高く保つためには、2日一回程度各筋肉部位を刺激する必要があるという事です。一部位最低でも週二回、できれば3回以上の頻度でトレーニングすることが理想的なナチュラルのトレーニング頻度という事になります。

ユーザーはどうなの?

ステロイドユーザーは筋トレによって筋タンパク質の合成スイッチを押さなくてもステロイドによって常にスイッチオンの状態なのです。ステロイドユーザーに筋トレが必要無いとは言いませんが、週一回程度の頻度でも十分に筋肥大する事が可能です。

まとめ

ナチュラルとステロイドユーザーの違いは、いくつもあるのですが、トレーニング頻度とトレーニングボリュームの観点から言うならば、ナチュラルは、一度にたくさんのトレーニングをするとコルチゾールが大量に分泌されて筋肉を分解してしまうけど、ステロイドユーザーはステロイドによって二重にも三重にもコルチゾールから守られているので、いくらやっても大丈夫という事。そしてナチュラルは筋トレしないと筋タンパク質の合成スイッチがおされなくて、押しても24時間~36時間で自動的に切れてしまうのに対して、ステロイドユーザーは常にスイッチONのままという事なんですね。そゆう理由からナチュラルは低ボリューム高頻度トレーニングが必要という事になります。

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