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【読書メモ】「ドイツとEU: 理想と現実のギャップ」(池上彰さん)

池上彰さんの「ドイツとEU: 理想と現実のギャップ」を読んでみた。

断片的に見聞きしたことはあっても、おお!なるほど!と、点が線になるような形で学ぶことの多い一冊でした。歴史は学生時代からとっても苦手だけど、もっと知りたい!と最近思うことが増えてきた。池上さんの本は、私のように基礎知識があやふやな人が読んでもわかるように構成されていて、ほんとにありがたい。これからも読み続けよう。


特に覚えておきたいことを、以下メモ。


EUがどういう経緯で出来たか、

東西冷戦がその後に、そして現在にいたるまで、どういう影響を与えたか、

北方領土と似た問題が、ロシアとフィンランドにもあること、

「人道的介入」が生まれた背景にある、国際社会の反省、

ギリシャ危機の実態、

国民による選挙で選ばれたヒトラーとナチ党が、民主主義にのっとって憲法を無効化し独裁化していったこと、

ハリウッドの映画産業が立ち上がった背景、

ドイツでは高校の授業で、なぜドイツがあんなに残虐なことをしたのか約1ヶ月かけて検証をすること、

戦争責任や少数民族虐待の反省から、難民を無条件で受け入れる方針のドイツに、現在80万人から100万人の難民の方が暮らしていること、

福島の原子力発電所の事故を受けて、メルケル首相がドイツ国内の原子力発電所の全廃を決断したこと、

ドイツは、隣国フランスから電力を買っていること、

EU成立後、大きな戦争が一度も起こらなかったのは大きな成果。ただし、平和のために国境を無くした結果、難民の問題やテロ問題が発生していること


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