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4歳の娘が語った生まれる前の世界

節分祭

保育園で節分祭をした4歳の娘。毎年、歌を歌ったり、劇を見たり、楽しく行われる節分祭。ところが会の終盤、鬼に扮した先生が登場して、子供たちをパニックに陥らせるらしい(笑)
毎年、鬼におののき、泣いてしまう娘だけど、もう4歳。そろそろ平気かな?と思っていたけれど、今年もやはり泣いてしまったらしい。この時期は、鬼がいつ来るのか不安になり毎年ナイーブになるのが定例になっている。
例年通り、鬼が怖くナイーブになった娘。お風呂に入る時もぴったりと引っ付いて離れない。ちょっと、いじめたくなった私が、
「本物の鬼が明日は来るかも」とか「本当はお母さんも鬼で、あなたをトロトロお肉にして食べちゃおうかな」(圧力なべで炊いたトロトロの手羽先が大好きな我が家。トロトロお肉とはそれである)とか
娘の反応が面白くて、からかっていた。すると、
「お母さんは、おばあちゃんになって死んじゃうんでしょ?」
なんて、大人っぽいことを聞いてきた。

お風呂はチャンス

お風呂はリラックスできるし、赤ちゃんが生まれる寸前まで包まれている羊水に似ているらしいので、体内記憶や生まれる前の記憶を聞き出すのに最適だとどこかで読んだことを思い出した私は
「生まれる前はどこにいたの?」
と聞いてみた。すると、娘は生前の記憶なのか、あれこれと教えてくれた。
うちの兄妹は現在3人で構成されている。現在9歳の兄と7歳の兄そして4歳の娘だ。9歳の長男は3歳の時に生まれる前の話をしてくれた。その時の話との類似点もあって、とても興味深かった。今回は二人の生前記憶について記録しておこうと思う。

娘の生前記憶

娘の話は、兄妹3人でいたという前提で話が進んでいった。
・3人で神社に行った
なぜかは分からないけど神社にいたようで、そこで女の人と男の人を探しに行く相談をしたそうだ。相談の結果、長男は男の人、次男は女の人を探しに行くことになったらしい。
・長男が見つけた男性をお父さんに
お父さんを選ぶ時の基準は、娘によると、「よく怒る」「強い(健康)」「ひげが生えている」
ちなみにうちの夫は髭ははやしていない。どういうことか娘に聞くと、男の人と女の人を区別するのは髭なんだそう(笑)髭を生やした夫は見たことないはずなのに、鼻の下とあごの下を指で示して、ここに生えるでしょ!と言われてしまった。髭を生やした人、見たことあるのかしら?
夫は確かによく怒るし、とても健康な人である。
お父さんは長男が決めたようで、どうする?と聞かれて、その人でいいと答えて決まった様子。
・お母さん決めはもめた
女の人を探しに行った次男。候補は数人いた様子。その中から長男が決めた人と、次男が決めた人が違ったようで、けんかになってしまったらしい。長男が、娘に、「Sちゃんはどうする?どっちがいい?」と聞いてくれて、最終的には娘が決めたということ。決め手は長男と娘曰く「かわいかったから」次男は「ちゃんと育ててくれそう」だったそう。意外と次男がしっかりしていて感心する。
・赤ちゃんがいっぱいいるところで暮らしていた
「どこにいたの?」と聞くと
おなかの中にいたというときと、赤ちゃんがいっぱいいて、公園もあって、そこに暮らしていたというときとあったが、神様といないの?と聞くと、いなかったとのこと。ちなみに長男の生前記憶では神様と暮らしていたと言っていたので、娘は神様に興味がなかったのかもしれない。
ミルクが主食のようで、おいしくて、いっぱい飲んだらしい。そのほかにも食べ物はあったようで、長男と次男が持ってきてくれたりしたらしい。
・長男と次男の旅立ち
娘は末の子なので、もちろん最後に生まれた。だから一人取り残されたことになる。
R君(長男)が行っちゃったときは寂しかった・・・行ってきまーすとぴゅーんと行ってしまった。S(次男)も先に行っちゃって、S(娘)は一人になっちゃたんだよ。一人で遊ぶしかなかった・・・。
ちなみに、末娘は正直、作る気はなかった。次男が生まれた際、出血多量になりひどい目にあったため、もう妊娠はしたくなかったのだ。でも、長男が語った生前記憶の最後に言ったこと
「S(次男)と一緒に遊んでいたんだよ。一緒にもう一人いたよ。かわいい女の子だった。」
「まだ上で待ってるよ」
この言葉の後、悩んだ末に娘はおなかに入った。そして、本当にかわいらしい女の子だった。
・猫もいた
長男の語った生前記憶では、「猫たちもいた」との話。うちには現在9匹の猫と1匹の大型犬がいる。長男も本当は作る気がなく、夫婦と猫で暮らしていくつもりだった。でも、1匹の子猫の死が、子供を作るきっかけになったのだ。長男の話では、当時いた猫6匹はみんないた。みんな小っちゃくなっちゃったねと言った。今回の娘の話では、カムイだけがいたとのことだった。
カムイは、我が家の4番目で5匹目の猫だ。4匹目の猫が死んでしまった子猫で、その子が死んだちょっと後に我が家にやってきた。カムイが来た頃に、長男を妊娠した。
娘の記憶の時期とカムイの出生の時期はあっているので、本当なのかもしれない。

娘の生前記憶らしきものは大体こんな感じだった。急に雄弁になるところ、積極的に話してくれるところは長男の時と類似していて、ちょっと興奮気味だったのが長男とは違う点。楽しそうに話してくれたし、ずっと一緒にいようねとか、死なないでねとも言ってくれた。
そうやって選んできてくれたなら、本当に大事に育ててあげなければと決意も新たにした節分前の夜。鬼の神様に感謝した。

長男の生前記憶

せっかくだから、もうずいぶん前に語ってくれた、長男の生前記憶も書いておこうと思う。長男は中性的で、3歳くらいまでは霊感が強かった。怖いものが視えてしまう性質らしく、あれこれ視えて怖がるのでそれはとてもかわいそうだった。神様も見えている様子で、神社に行ったりすると、あっちで神様が呼んでいるよとか、あの上から神様が見ているよとか教えてくれたりした。龍を見ることもできるらしく、友人の龍もいたが、9歳になった今、そんなスピリチュアルな能力もなくなってしまったようだ。能力者である私としては、それでよいと思う一方、龍の存在や神の存在を共に認める相手がいなくなって寂しかったりもする。

長男の生前記憶を聞いたのは私ではなく夫である。また聞きなのであいまいな点も多いけどまとめていこうと思う。
おなかが痛いとトイレに行った息子。トイレに座らせ、腹痛に耐える息子を夫が見守っていたところ、急に雰囲気が変わり語りだしたそう。

・神様と暮らしていた
「生まれる前は、お空の上に暮らしていたんだよ・・・」
急に大人びた口ぶりで話し始めたので、これは噂に聞く生前記憶とピンときたらしい夫。さすが、日々、スピリチュアルな私と暮らしているだけのことはある。話を遮らないよう、促すように質問したりしたらしい。
「お空の上には神様がいて、一緒に暮らしていたんだよ」
まだ2歳だった息子に七五三の着物を見せたとき
「あ、神様の服」と言った。神様は着物なんだねと聞くと、うんと頷いた。息子の中には神様という存在が教えなくても定義されていたことが分かった瞬間だったが、この時も、どんな人?との問いに
「白い着物を着たお爺さんが神様」
と答えたようだ。
・猫たちもいた
娘も言っていたが、どうやら猫も同じところ出身。私は猫を生んだ記憶はないので、私のおなかから生まれるものだけがそこにいるわけではない様子。息子曰く「猫たちはみんな小っちゃくなった」らしく、これの意味はよくわからない。ひょっとしたら、魂のサイズ?的なものが一緒で、生まれた後の体のサイズが違うことを指しているのかも?と考察はしてみたものの、不明。
・公園と兄妹
「S(次男)もいた」「公園みたいなところで遊んでいた」「もう一人いた。かわいい女の子だった」この話も娘の話と一致。滑り台がお気に入りで、何度も滑ったらしい。いつも兄妹で遊んでいたと聞くと、今もけんかしてもずっとそばに居続ける兄妹の絆が深いことが分かる。
・早くミルクを飲みたかった
これは体内記憶かもしれないけど、
長男が生まれるときに、出産予定日超過2日目。羊水が異常に減ってしまった。羊水がないと先生が言い出し、これは危険だと言って、急いで促進剤を打ったのに、それが効き始めるより先に生まれた長男。羊水がないので、破水したのでは?と言われたが、実際は破水しておらず、羊膜に包まれたまま生まれてきて、先生が羊膜破りますねと言ってからやっと産声を上げた。その時も、先生は、どうしてこんなに羊水がなくなったんだろうねと首をひねっていた。そのなぞは4年後に解けることになる。
「早くお母さんのミルクを飲みたくて、一生懸命水を飲んだんだ!」
赤ちゃんの話をしていて、ミルクの話になったとき、急に長男から告げられた言葉。
「あー、だから、羊水が異常に減ったのか。飲んじゃったのね」
じゃないよ、新生児のさせる技ではない。本当に(笑)

本人曰く頑張ったらしい。いっぱい飲んだとどや顔をしていた。心配して促進剤まで打ってその痛みに耐えた時間を返してほしい。


最後に・・・

もっといろいろ語られたかもしれない長男の生前記憶。ちゃんと今日のように記憶しておけばよかった。今でも、聞けば答えてくれたりするし、忘れたと冷たくされることもある。長男の生前記憶がなければ、娘を生む選択はしなかったと思うので、そこは兄妹の絆に感心するし、心から感謝している。子供たちのくれるものは本当にかけがえのないものばかりだから。そして、空の上の世界を長男が教えてくれたおかげで、私は霊視のチャンネルを増やすこともできた。その世界があるなら、そこに繋げれば、将来できる子供の数や性別を霊視できるようになる。すべてに意味がある。その意味に気が付けば、霊視の扉は開かれるから。

最後に
夫と私に子供を作る選択をさせてくれた、4匹目の子猫にもとても感謝している。その命をもって、私たちの心を大きく揺さぶって、運命の輪を回してくれた。そして、今は違う存在として私の傍にいてくれることに大きな愛を感じる。その愛を返し続けていきたい。この世界に愛を放ち続けることを私は死ぬまで続けようと思う。

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