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いじめられていた君は、本当に悪だったのか?(有料級の気づきシェア)

※いじめ被害者に向けてのメッセージなので、今回は、柔らかい響きの"ですます"調で書きます


いじめを受けていた(いる)君は、自分に非があったから、いじめられたのだと、罪悪感を抱いていると思います。

しかし、その思い込みって、真実なのかな?


これから、正しく認識することで、不要な罪悪感を捨てる『リフレーミングのワーク』を紹介します。



リフレーミングワーク

リフレーミングとは、物事や出来事、状況などの枠組み(フレーム)を変えることで、別の視点を持てるという心理学の用語です。 有名な例え話に、「コップに入った半分の水」があります。 「まだ半分ある」「もう半分しかない」という2つの視点で表現すると、同じコップの水の量でも感じ方が異なります。

マネーフォワードのサイトより



【1】いじめられている君。赤の他人は、どう思う?


いじめられている君は、周囲の人間から、異常なほど悪いイメージの人間に仕立てられていると思います。

でも、本当に、そんなに悪い人間なのかな?


ちょっと想像してみましょう。


大勢のクラスメイトから罵倒されて、心や体の暴力を振るわれた君は、不登校になりました。

そのいじめられている状況を、人気YouTuberが
取材しにきて、何十万人もの人に配信しました。

コメント欄には、どんな言葉が溢れると思いますか?

たぶん、陰湿ないじめをしている人間の方を、非難する人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

いじめ空間にいない外部の人間の多くは、あなたの味方だと思います。


こんなイメージをしただけでも、
いじめられている君に「非がある」から、
「いじめられる方が悪い」と考えるのは、
間違いだとわかるのではないでしょうか?


実際に、こんな動画が話題になりました。


いじめ空間の真実と、外の世界の真実は違います。
外の世界の8割くらいは、きっと、あなたの味方です。


いじめ空間でしか通用しない病的な価値基準なんて、何の価値も無い、ゴミみたいなものです。


思い切って、「今ここ」で捨ててしまいましょう。


まずは決意し、宣言(アファメーション)します。
簡単ですが、効果は強力です。


手放しのワークとしては、セドナメソッドも有効です。

次の記事の方法も、併せてどうぞ。



【2】「お前が悪い」「お前さえいなければ」と言う大人


こういう事を平気で言う親のことを『毒親』と言います。

どく‐おや【毒親】の解説

俗に、子供に悪い影響のある親。児童虐待該当する行為子供を傷つけたり、過干渉・束縛抑圧依存などによって子供自立をさまたげたりする親。

出典:デジタル大辞泉(小学館)


親だけに限りません。

周囲の大人、例えば教師や親戚で、子供に平気でこんなことを言う人間も『毒人間』に違いありません。

あなたなら、子供に、全力で食ってかかって
「悪いやつめ!」とか「お前のせいだ!」なんて言いますか?

恥ずかしい大人ですよね。
頭悪い、かっこ悪い、ダサすぎる。

そんな年まで、そんな人間性の大人なんて、今、あなたの近くにそんな人がいたら、ドン引きしますよね。


子供のあなたの人間性を、短絡的に否定してきたのは、そんな大人達です。

彼らの価値観に、価値なんてありません。
そんな程度の奴らのお粗末な概念に、今もあなたが苦しめられているのはバカバカしいので、もう「今ここ」で「捨てる!」と決意し、宣言(アファメーション)しましょう。




私は自分の子供達が好きなので、人間性は否定しませんでした。

叱る時は「その行動は良くない」「そんな事をしてはダメだ」「若いうちは失敗が多いもんだ。ドンマイ!」「皆、失敗するものだけど、気づいて直せればいいんだ。お母さんも、たくさん失敗してきたよ」と、行為については指導したものの、「お前は悪い人間だ!」とか「お前なんかいらない」とか「お前のせいだ」とか、短絡的に人間性を決めつけて、否定することはしませんでした。


行為=人間性ではないからです。
とても単純なことです。

もし、あなたが過去に親や、周囲の大人に
「お前は悪いやつだ」とか「お前さえいなければ」と
言われて、傷ついた経験があったら、ちょっと想像してみましょう。

本当に自分が悪かったの???

・親や周囲の大人の方に問題がある。

 
子供の人格を短絡的に否定するなんて、
 健全な人間関係であれば、そんな事はしません。
 尊重し、成長を見守る辛抱。
 理解する努力などするはずです。

 精神的な余裕がなく、未熟な子供に対して
 粗雑で暴力的な対応しか出来ない大人達なら、
 その人達のほうが、間違っているし、
 問題だらけの未熟な人間なのです。

 これだけは言えます。
 そんな大人達こそ、自分を正さないといけない、と。


・サイコパス、ネガティブ超人、バカエリートという存在

 世の中には、とんでもない人間がいます。

 しばしば、いじめられる側より、
 いじめる側の人間の方がヤバいといわれるのは、
 次に挙げるような「異常な精神特性」を持つ人間が
 いじめる側の人間に多くいるからです。

 代表的なものに「サイコパス(異常人格者)」がいます。

「自己中心性」「衝動性」そして「共感性の欠如(冷淡さ)」を特徴とする人格です。

銀座泰明クリニックのサイトより

 サイコパスについては、たくさん本が出ていますね。

嘘をつく、空涙を流す、追いつめられると逆ギレする、自分にしか関心がない。

二十五人に一人という割合で存在するという「良心のない人間」の本質を明かした本。

『良心をもたない人たち』の紹介文より

25人に1人も、怪物のような人間がいるんですね・・・。




ネガティブ超人も、狂ったように攻撃してきます
サイコパスとは少し違うようなのですが、彼らにとっては不幸や苦痛や悲しみのみが、彼らの幸福のため、周囲を破壊しながら自分も破壊するという生き方をします。


バカエリートについては、いつか記事にまとめようと思っているのですが、一言で表すと
「バイト初日の新人に対して、"使えねえ"を連呼して、ニヤニヤしている連中」です。
普通に考えれば、バイト初日の新人が仕事の達人なわけありません。なのに、上から目線で「使えねえ、使えねえ」を連呼して、エリートな気分に浸っている"壮絶なバカ"です。

エリートなのは"ずば抜けてバカなところだけ"なのですが、「自分は優れている」という特権意識を持つ、拗らせた承認欲求の塊で、常にビッグマウスという、最高にイタい人間です。


以上のような人間達が、いじめる側には、よくいます。

彼らは「いじめられる人間の方が悪いんだ!」と、躍起になって主張します。


でも海外では、むしろ、いじめ加害者に問題があるとして、予防措置や更生プログラムを実施しています。


日本だけ対応がおかしいのは、北海道の旭川いじめ事件を見ても明らかです。

いじめを通り越して、犯罪というケースも多く、いじめ加害者は犯罪者と同類であると言えます。



【3】自分を取り巻く環境は健全だったか?


 私は、中学の時に酷いいじめに遭いました。
 ヤンキーに目をつけられたのがキッカケでした。

 その中学校は荒れていることで有名でした。
 ヤンキーが多く、カツアゲは日常茶飯事。
 他校からの襲撃で教室の窓ガラスが何枚も割られる。
 ティーンエイジャー構成される不良集団による抗争が
 勃発していて、集団逮捕がありました。
 不登校は私だけではなく、数人いました。

 教師らは、他校で問題を起こし飛ばされてきた人間の
 掃き溜めと噂される、低レベルな人間の集まりで、
 校長なんかは就任してすぐに、保護者に「バカ校長」
 と言われるほどの馬鹿でした。

 また町自体も、低学歴と暴走族が多いヤバい地域で
 有名で、汚い工業地帯は今日でも度々、全国ニュースに
 なる問題を起こしています。

 こんな環境に住んでいなければ、
 私の10代も随分変わっていたと思います。
 (ちなみに父は銀行員のエリートの部類だったので、
      こんな街を選んだ理由がわかりません)



 あなたの置かれた環境は、
 家庭、学校、市町村区は、マトモでしたか?
 
 治安が悪いとか、住みたくない街で有名だと、
 どうしてもリスクは上がります。

 私は何度か引っ越しをしていますし、
 仕事でも色々な地域に行っていますが
 「地域性や民度」は、暮らしに大きな影響を与えます。



以上のリフレーミングを通して
「いじめられる方が悪い」という、
歪んだ認識、おかしな主張に傷ついた方達の
「罪悪感」や「恥」の感覚が薄まれば・・・

いや、

そんな「罪悪感」や「恥」の感覚は、もう
粉砕し、
解消し、
乗り越えるエンパワーメントになることを目指して、
この記事を書きました。


感情というのは、なかなか論理だけでは解消しません。

認知行動療法や、この記事で紹介した方法を試したり、
一人で取り組むのが無理そうなら、相性の合う心の専門家を見つけて、乗り越えてください。



くだらない奴らがくれた、
くだらない価値観というプレゼントは、
この場限りで、捨て去ってしまいましょう。




◾️ エンディング ◾️



あなたに必要な、真の価値観を発見できますように。


◾️ 余談 ◾️

私の人生譚


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