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「レターパックで現金を送れは全て詐欺です」から学ぶ、最強の精神衛生習慣


はじめに

misskeyのこのウェルカムリアクションは
インターネットのあらゆる事象に対して
無敵になれる悟りの入り口と気づきました。

完全なるSNS隠居が難しい
この現代社会において
これ以上分かりやすく
マジデダルイ・デジタルハザードの
黄金撃退法を授けてくれる箴言はありません。

この間、ふとした時、突然これが浮かんできて
ネットの不快な事象に対する見え方が
即効的に変化する体験をしました。

すると、何もかもが楽になりました。

まとめてみます。

最強な考え方:スパム法

まず最初に身につけたいリテラシーは
「なんでこんなことをするのか」
「なんで自分にこんな目が」
などの無益な思考に陥る隙を作らず、

スパムと思え、と思いました。

実際、不快な事象のほとんどは
スパム的な性質を持ち、
スパム的対処が最も単純明快で最適解です。

ここで言うスパム的性質を持つ
悪質な事象のポイントは

・無差別、無作為に行われる
・自動プログラムまたはマニュアルで稼働する

です。

つまりは決して相手を人格などと思って
存在しない深みにハマっては
いけないということです。

変な例を挙げますが、
仮に雑な「猫ちゃんVS暴走車」という
ゲームがあるとします。

猫にとっての敵性存在として
凶悪暴走トラックのモデルに対して、
「猫」と定義したアクターが視野に入ったら
轢き倒しに行くというAIプログラムが
実装されています。

するとその暴走トラックは仕様として
常に見境なく、同時に正しく、
ゲーム世界にいるいたいけな猫ちゃんたちを
見かけると片っ端から轢き倒しまくるという
行動を忠実に実行します。

猫ちゃんを操作して
このゲームをやっているときに
暴走車に何度も轢かれたとして、

怒り狂ってゲーム機を壊したり
大酒に溺れたり、巨大企業に
クレームを入れたりしたいという
発想はまず持たないと思います。

むしろ普通は
「そいつの視野範囲に入ると
 追っかけられるから、
 ステルス行動を念頭に攻略を考えよう」
とか
「こんなクソゲーやってるより
 猫カフェ行くわ」
などと
建設的な思考や行動に至り、
穏やかな心をキープするわけです。

ところが作り物の暴走車が
スパム的存在に変わり、
猫のプレイヤーキャラクターが
現実の自分の目に変わった途端、
怒り狂ってたり詐欺に引っかかりかけたりと
忙しく途方に暮れたりします。

思い出しましょう。
相手は無作為な行動を繰り返すスパムです。

たとえその気色悪い広告に
生身の人間の顔が登場したり、
詐欺情報の発信側に人間が関与していても
人格ではありません。
相手をしないことです。

なぜならその自動化された
雨後の筍のような悪意は
実行者の一人や二人が
入れ替わっても機能します。

特定の人物や集団に対する感情などなく
徹底的な無作為攻撃です。

もしあなたの端末に
高度な自動タップ機を搭載し
人間っぽい操作アルゴリズムを実装し
さらに無限機関による電力供給を
可能にしたら、
その端末を廃墟に打ち捨てたままに
してみるといいです。

悪質なネット事象と全自動無限機関端末は
インターネットが続く限り何百何千年も
同様に無差別な意識なきイタチごっこを
していることでしょう。
発掘された場面が見てみたいところです。

無差別な自動プログラムに必要なのは
最適化された機械的対処のみです。

手動通報でもよし
課金の力で広告消ししてもよし
見る頻度と時間帯を見直してもよし
ビッグデータのアルゴリズムを分析して
凄腕技術者となり情報社会に
革命をもたらしてもよし
であります。

いずれにしても
本質が機械的なものと見破れば
行動が極めてシンプルになり、
実体のない幻にソウルジェルに穢れを
溜め込まなくてよいです。

まとめますと、二つのことです。

1.ネットで悪質な情報を
撒き散らす相手は人格ではなく、
無差別無作為全自動スパムであると
気づきましょう

2.自分なりの規約を作り、
スパムBAN行動をマニュアル化または
自動化して精神衛生を守りましょう

リアルへの応用:bot法


この考え方は現実世界にも応用できます。
自分にとって不快な言動・反応パターンを
持つ他者がいる場合、
心理的物理的接触を可能な限り減らしつつ、
そいつを乗っ取られたロボットか
何かと思うという考え方です。

人間の思考、行動パターンに
他者を傷つけたり、困らせたり、
不快にする要素を多分に含まれ、
かつ常軌を逸して定常化している場合、
医学的にそれを「疾患」とみます。

もちろん人間の相性もあるのですが、
その時の自分自身にとって
害と感じずにはいられない時間が長いと
思ったら、まずは客観視のためにも
距離を置く・離れることが大切です。

これがなかなかできない人がいますが、
それは相手の言動と人格と思って
人間的感情や共感を持たなければ、と
誤った義務感や罪悪感に捉われていることも
一因かもしれません。

どんな人でも、自分にかかる言動は
断片的なものであり全体ではありません。

自分との相互関係に発生する
他者の断片が自分と上手く調和しない場合、
往々にして悪循環のパターンになっています。

環境状況経験やトラウマ、思考と信念の集積、
悪化した心理的疾患などによって
プログラミングされたパターンは
botです。

設定にしたがい、
いくつかのバリエーションで
同じこと(パターン)を繰り返すbotです。

bot状態の存在に対して冷静を失ったら
やはり正しい対応も見失います。

「アオリマクーリbot」も
「マウントアンドイヤミbot」も
「ネガティブパレードbot」も
永遠にフォローしたままにする
必要はありません。

自分の状況や望ましい状態に基づき
必要な情報やサポートを集め、
自分なりのアンフォローの有効行動を
マニュアルとして充実させていきましょう。

「〇〇であるものは、△△であり、
 ⬜︎⬜︎をするとの決まりで対処します」
のように。

……ところで、
この洗練された文型、見覚えありますね。



「レターバックで送れはすべて詐欺です
 (送り返さないで捨てましょう)」



ハッ……!

はい、これでもう簡単には
bot的存在に乗せられて
マジになったりしなくなり
スッキリして爽やかな気持ちですね。

郵便の歴史と智慧と
misskeyの悪ふざけに
心から感謝の念が湧くのを感じます。

それではお元気で。

送っちゃダメですよ。
現金とか、平常心とか。

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