今の世の中、戦国時代ではないので、大きな失敗をしても切腹を命じられて命まで取られることはありません。

ある失敗やミスをきっかけに、周りに迷惑をかけるのがイヤで、失敗を恐れたり、不安になったり、眠れなくなったり、心臓がバクバクして、会社に行きたくなくなったり、体調を崩したり、して休みがちな人はいると思います。

あと、失敗をしていなくても、仕事でプレッシャーを過大に感じて、そのような状態になっている人もいるでしょう。

かく言う私も、そういう経験やうつ病を経験してきているので、その気持ちはわかります。
当時はかなりひどくて、このまま寝たら朝死んでるんじゃないかと思うほど、身体のあちこちが不調で、悪寒がすごかったです。

まぁ 会社に行くのが億劫な日々で、朝の通勤の時に嫌な感じの胸のバクバクがしていました。呼吸も浅かったですね。

１日、２、３日･･･と休んでしまうと、段々本当に病気や、体調不良で休んでいたものが、会社に行きたくないから休むというみたいに心が流れていくので、１〜２日休んでもそうならないようにと葛藤して、普通に動ける程度に回復したらなんとか気持ちを振り絞って会社に行っていたのを覚えています。（会社に行くのが億劫な時に休みすぎると、体調不良が回復していても、それを理由にもう少し休みたいという気持ちが勝って休み癖がついてくるので）

そんな辛い日々を過ごしていましたが、ある程度 仕事の山を越えたあたりで、体調不良（心身の病気）を伝えて会社をしばらく休んで、南の島に行って穏やかな環境でリフレッシュと心身の調子を整えたりしました。

その南の島で過ごす中で、会社のために体調崩して何やっているんだろう？と、我を取り戻すというか、自分や会社に腹立たしくなるというか、いいように扱われて悩んでバカだな（アホらしい）と、何かが頭の中で切れて吹っ切れるというか、悟りを開くという感じに達しました。

心の不調というのは、経験上、結局は自分で治すしかありません。
心療内科に行っても、医者は話を聞いて、薬を出すことしかできません。

なので、
不安には不安の場数を踏んで慣れるか、
失敗して怒られて周りに迷惑をかけたとしても、命まで取られる訳ではないし、それを次に生かせばいいと吹っ切るしかないですね。
いい意味で図太くなる、完璧でなくてもいいと思うようになることが、心の不調から脱する脱出法です。

会社側の立場で考えても、「完璧主義できっちりとしているが、体調を崩して休みがちな人」よりも、「完璧でなくても、失敗を次に挽回して毎日来てくれる人」の方が有り難いです。

完璧主義であるがために、自分や誰かを責めすぎて、体調を崩して休んで周りに迷惑をかけるのであれば、その完璧主義は無用の長物です。

完璧主義は諸刃の剣。
そして、完璧主義は自分のエゴでしかありません。

誰も、体調を崩すほどの完璧主義を求めていません。
あなたが拘る完璧さに、周りはそれほど拘っていません。

それに、気づくことができれば、完璧主義で自分を責めすぎている人は、責めすぎ戦闘機から「脱出ボタン」を押して、射出座席で飛ぶように脱出できるでしょう。

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