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産休中にはじめての確定申告 出産アドベントカレンダー #19

出産約2週間前に、はじめての確定申告をした。

今年は確定申告をしなければいけないことがわかっていて、出産予定時期に確定申告の時期が重なるのもわかっていたが、いかんせん初めてだったので自分の中では大きくて重いタスクとして内心そわそわしていた。

しかしなんとか申告完了!👍

今回は産休中だからこそやれて良かったこと、難しかったこと、進めるために参考にしたことなどをビギナーなりに簡単に残しておこうと思う。



提出方式:出歩けないのでe-Tax一択

最寄りの税務署はバスなどを使わないといけない場所にあり、確定申告の時期には税務署にたくさん人が並んでいるのも見たことがあったので、とにかく現地に行きたくなかった。
「今はWebで完結できるんだよね???」くらいの薄すぎる知識だったのでだいぶ不安だったが、結果的にはWeb上(e-Tax)で申告書の送信を完了させることができた。

マイナンバーカードとスマートフォン(マイナポータルアプリ)を使用

私の場合は2023年のうちに引越しとともにマイナンバーカードの情報を色々と更新し、マイナポータルアプリもログインできるようにしておいたので記憶がまだ新しかった。
※ログイン認証するために頻繁に使ったのが「利用者証明用電子証明書のパスワード4桁

これを覚えていないと始まらないので注意

ログインフローの記憶が新しかったので、マイナンバーカードと、マイナポータルのスマホアプリを使いながら申請を進めることができた。


マイナポータル連携で良かったこと

  • 本人の基本情報がe-Taxに反映されるのでその点入力が少し楽だった

  • 医療費控除の際に対象になる「医療費通知情報」を申請書に自動反映してくれた

作成コーナーの提出方法選択画面。左上「スマートフォンを使用してe-Tax」の方法を使った

ただし医療費は追加反映が必要だった

マイナポータル内 医療費の履歴

マイナポータル上に記録されていた医療費通知情報を反映させるだけだと必要十分ではなかった。
自分で領収書をとっていた医療費でマイナポータルには残っていない項目もあった。(逆に領収書をとれていなくてマイナポータルに残っていた項目もあった)
そして、「医療機関受診に必要な交通費」も控除対象になるが、それはさすがに保険証やマイナンバーカードを通さないので追加記載しないといけない。

そしてこの過不足ないように追加する作業がわりと手こずった。
やり方は色々ある(公式で説明されているとおり)が、追加の件数も多めだったので入力方法2の「医療費集計フォームを読み込む」の手法でととのえた。


はじめての確定申告で参考にしたこと

📕基礎の基礎はハウツー本から

使ったのはこちら。

確定申告をしなければいけないことは、通知書や人からの助言でわかっていても、税制の知識が本当に薄い素人だったので「自分の所得が、どの控除に分類されるか」などの基礎から分からなかった。
その辺を、この本だと
🙆一挙にチャート分け(「年間の医療費が10万円超えた人」「マイホームを売却した人」等)されていたため辞書のような使い方ができてわかりやすかった
🙆「この場合申告したほうが有利か不利か」といった事例単位の解説まで含まれていた
そして夫も確定申告初心者ということで一緒に購入した。
実際もこれをかなり読みこみながら進めることになり、参考になった。

💻詳細はひたすら検索

なにせ初めてだったので、書類作成中は言葉の意味や定義もWebで慎重に調べながら・・・
検索例↓

「この費用は控除対象になる?」等もWebでわかりやすいページをひたすら検索・・・
検索例↓

「年末調整済の収入や費用も、確定申告で再度記入が必要なのか?」もわからず検索・・・
検索例↓

結果、再記入すべきということがわかり、年末調整後に会社からもらった源泉徴収票をもとに、確定申告の表内にも給与収入や保険料控除の額などを入力した。

それでも電子申請では完結しない?!

諸々の最終確認後、いよいよ「申告等データの送信」ボタンを押し、完了かな・・・フゥ。
と思ったところ、送信結果(送信票)にこの案内が出てきた。
別途税務署に提出が必要な書類があるということ・・・?🤯

送信票

「別途提出」に○印のあった箇所に、補足として「○○の場合は××を提出してください」と書いてあった。 (ちなみに医療費控除や寄附金控除などの適用者の多いメジャーな項目ではないので、ここでは詳細を伏せる)

私は「○○の場合」に当てはまらないのでは・・・と思い、 最後に問い合わせ窓口を調べ、国税相談専用ダイヤル(0570-00-5901)へ電話。 (平日昼過ぎに電話したところすぐにつながった)

電話したら解決。オンラインで申告完了!

電話口の方は税務署の担当者か税理士の方で、名乗りはされなかったが簡潔にテキパキ答える方だったのですぐ解決し、これで税務署へ書類提出に赴かず確定申告が完了!🙌
会話の流れはこんな感じ:

私)「(一部略)送信票に別途提出の印がついている書類があって、本当に提出が必要か確認したいんですが・・・『○○の場合は××を提出』と補足がありますが私はそこに当てはまらないんです」
👨「○○ではないのであれば、△△であるということですよね。」
私)「はい」
👨「おそらく申請時に○○の場合に当てはまるような入力をされて、必要と判定されたのだと思いますが、『△△である』ならばこちらで確認をとることができるので、書類の別途提出は不要です。」

産前休暇中の確定申告

上に書いたような手法や流れで、はじめての確定申告を終えた。
書類整理を始めてから、基礎知識をインプットしつつ申請を完了させるまで、3日くらいはかかった。

良かったこと

  • 時間的余裕がもてた

    • これまでの「平日仕事に時間をとり、休日にいろんな予定を入れていた生活」そしてこれからくる「育児ありきの生活」だったなら、ここまで時間をかけて確定申告と向き合えなかったかもしれない……という意味で初めての申告が産前休暇中で良かった

難しかったこと

  • 内容が正しいのか(損していたり、得しすぎたりしていないか)の確信が持てない

    • 個別最適解を知るために税理士さんに依頼してみたくて仕方なかったが、自分で基礎知識もないまま依頼するのも良くないと思ったので我慢。そして申請どおりに受理されるのかまだ分からないので不安

  • オンラインで完結させられるか最後までわからなかった

    • 私の場合はe-Taxを使えるように準備し、入力内容に誤りがあっても税務署のほうで補完できる内容だったので結果良かったが、オンラインで完結できなかった場合に税務署に出向くのは産前産後の時期だとハードルが高いので不安だった



トータルでは圧倒的に、
はじめての確定申告が、時間のある休暇中にできて良かった!
という感想・・・。
(普段は〆切ギリギリ人間なので、本当に良かった。笑)


それでは!

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