〇跡継ぎ（長男）は　別ぞ「別格」　命名の
　　　　　　　　　　　　頃より期せり　溺愛の日

※終わりましたけど、澁澤栄一の大河ドラマ。良かったですね。澁澤といえば「妾」。子供が２０人ぐらいいたらしい。けど、あれだけの事を成し遂げたのだからと、関係者の間で「暗黙の了解」だったとか。「英雄、色を好む」なのね。　　
三島由紀夫は赤ちゃん時代、澁澤栄一に似てると言われ、「お妾さんが何人できるかしら？」と家庭で話題になったとか。

話戻ります。「〇〇雄」長男以外の命名法。
けど、長男。跡継ぎは違う。最初の奥さんとの長男は「篤二」。後妻との最初の子は「武之助」。後は殆ど「○〇雄」形式です。
篤二の長男は「敬三」。「一」「二」「三」。
「渋沢家三代」　　
佐野眞一さんの本の通りに、代々（？）が名前に入っている。生まれながらにして「跡継ぎ」。別格。違うんでしょうね、特にああいう所だと。

「お」＝単に男性の「男（お）」や、夫を現す「夫（お）」もありますが、「雄々しい」を意味する「雄（お）」を使うとは、さすがは明治。富国強兵。
余談ですが、北原白秋。３人兄弟の長男である白秋の本名は「隆吉」。二人の弟は、ご多分に漏れず「〇〇雄」。　
やはり男の子は「雄々しい」第一だったのね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜了＞

#創作大賞2023