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かわいい娘の話をします

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娘のかわいい日常をお届けします。日めくりカレンダーの絵柄のように、くるくる変わる子どもの世界を、少しでも書き留めておけたら。
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2019年4月の記事一覧

絵本の世界をまるごと信じちゃうお年頃

現実と物語の、はっきりした境目がなかったのっていつごろまでだろう。 少なくとも、我が家の娘は、まだぼんやりとした境界線をいったりきたりしているみたい。 * 『りんごかもしれない』『もうぬげない』でおなじみ、ユニークで素敵な絵本をつくるヨシタケシンスケさんの著書に、『あるかしら書店』という本がある。 全編イラストで描かれているけれど、使われている言葉は、絵本よりもちょっと大きい人向けです。 「こんな本、あるかしら?」と尋ねたら、それにまつわる本が出てくる、ちょっと不思

世界の中心は5歳児なのだと疑わない夜のこと

子どもというのは、自分を中心に世界が回っている考えているようだ。 5歳で小学校に通っているともなれば(NZは、5歳から入学する)、お友達や先生など外との関係性が出てくる。 あの子よりも、背が小さいとか、これがうまくできないとか。だんだんと「万能ではない自分」も発見する。 けれど、小さい娘は何者にもなれると信じて疑わない。 おかあさんは、100%の全力でお世話してくれると思っているし、おとうさんは、四六時中遊んでくれる相手だと決めつけている。 その王様的精神に、手を焼

おとうさんが大好きな娘の話

私の夫は、カフェでシェフとして働いている。 そして娘は、おとうさんが働いているカフェにいくのが大好きだ。 * 休日、わりとインドア派の娘は、家で遊ぶと主張するときがある。 娘の意向は尊重するけれど、買い物にいかないと夕飯の材料がない、みたいな日は困る。「公園で遊ぼう?」「大きい滑り台あるとこいこう?」と誘って快諾する日もあれば、かたくなに「嫌!」と拒否されるときも。 昨日は、いろいろ買い物があるにもかかわらず、LEGOを手に入れた娘が一歩も外にでないと主張する日だっ